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かっ飛ばせすぅ太郎!-メロスピ部長作

かっ飛ばせすぅ太郎!1

実況アナ「さあ、この回の先頭バッター菊地が出塁してノーアウトランナー1塁です。」
ウグイス嬢「2番、バッター、スーメタル。背番号………す。」
実況アナ「ここで打席に迎えるは、背中に”す”の文字!スーメタル選手です!」
メイト応援団「かっ飛ばせーっ!すぅ太郎!」
実況アナ「ベンチから水野監督がサインを出しています。ここは送ってくるのでしょうか?」
SU-METAL「………ターイム!」
実況アナ「おーっと、ここでスーメタル選手がタイムを要求してベンチへ向かいます。」
YUIMETAL「どうしたの、すぅちゃん?サイン忘れちゃったの?」
SU-METAL「監督、今のサインって送りバントのサインですよね?」
YUIMETAL「いかにも。」
SU-METAL「この強打者スーメタルに送りバントしろって…一体どういう了見ですかい?」
YUIMETAL「もちろん、最愛が先頭打者で出塁したチャンスを最大限に活かす為だYO!」
SU-METAL「監督、すぅが世界のメタルクイーンだってことはご存知ですよね?」
YUIMETAL「ええ、重々承知してます。」
SU-METAL「これまで数々のアウェーの地で結果を出してきたのもご存知ですよね?」
YUIMETAL「それに関しては本当にゴイスーだと思ってます。」
SU-METAL「だったら私に任せてください。決して後悔はさせませんから!」
YUIMETAL「はいはい、もうウザいから早く打席に戻ってちょうだいな。」
実況アナ「さあ、スーメタル選手が打席に戻り改めてサインが出されます。」
SU-METAL「………ターイム!」
実況アナ「おーっと、ここでスーメタル選手が再びタイムを要求します。」
 

かっ飛ばせすぅ太郎!2

YUIMETAL「……すぅちゃん、今度は何なの?」
SU-METAL「だからー、何で送りバントのサイン出すんだっちゅーの!」
YUIMETAL「何でって……ランナーを送りたいからに決まってるでしょ?」
SU-METAL「そんな事しなくても、すぅがホームラン打てば2点先制できるでしょーが!」
YUIMETAL「……すぅちゃん、前回ドームでかっ飛ばしたのっていつだったっけ?」
SU-METAL「2016年の9月20日よ!」
YUIMETAL「それ以来、日本の公式戦でかっ飛ばせてないじゃないのさ。」
SU-METAL「今年の1月も結構活躍してたと思いますけどー。」
YUIMETAL「1月って練習試合だけどね。」
アンパイヤ「そろそろ打席に戻りなさい。」
SU-METAL「アンパン屋は黙ってて!」
アンパイヤ「あー、アンパンを馬鹿にしたなー。」
YUIMETAL「すいませんねー、ウチのアンポンタンが…。」
SU-METAL「誰が安くて近くて短期間やねん!」
アンパイヤ「それ安近短。」
SU-METAL「誰が1着から3着まで順番通りに当てとんねん!」
アンパイヤ「それ3連単。」
SU-METAL「誰が焼肉のタレやねん!」
アンパイヤ「それ晩餐館。」
YUIMETAL「いいから早く打席に戻れっつーの、このアンポンタン!」
SU-METAL「誰がちょっと太った現役引退後の司会者やねん!」
アンパイヤ「それアンジョンファン。」
実況アナ「さあ、スーメタル選手が打席に戻り改めてサインが出されます。」
SU-METAL「………ターイム!」


かっ飛ばせすぅ太郎!3

SU-METAL「だからー、何で送りバントのサイン出すんだっちゅーの!」
YUIMETAL「………嫌なら仕方ない、ピンチヒッター出すか。」
SU-METAL「ちょ待って!それとこれとは話が違うわ!」
YUIMETAL「交代させられたくなかったらキッチリ送りバント決めてこいや!」
SU-METAL「あー、パワハラだー。選手起用の権限をちらつかせて送りバントを強要するなんて!」
YUIMETAL「それが監督の仕事ですから。そもそも最愛が何故先頭打者で四球で出塁したかわかる?」
SU-METAL「相手投手による、シェフの気まぐれフォアボール~初回の風にのせて。」
YUIMETAL「つまり敬遠でしょ?先頭打者の最愛を歩かせてでもすぅちゃんと勝負したがってるのよ?」
SU-METAL「そこまでしてこの強打者すぅと…」
YUIMETAL「そこまでしてその凶打者すぅちゃんで1アウト…いや、2アウトを計算してるのよ!」
SU-METAL「おやおや、このスーメタル様も舐められたもんですなw」
YUIMETAL「そりゃここまで7打席連続ピッチャーゴロの珍記録を樹立中ですからね。」
SU-METAL「てへっ、毎打席フルスイングしてるんですけどね。」
YUIMETAL「だからゲッツー回避の為にもここはキッチリ送って頂かないと…」
SU-METAL「うーん……わかったわ!納得いかないけど今回は折れてあげる。」
YUIMETAL「何で上から目線なんだ?」
SU-METAL「おい、ピッチャー!ここはキッチリ送りバント決めてやるからな!」
実況アナ「おーっと!スーメタル選手、ここで予告送りバント宣言だー!」
YUIMETAL「………タイム。」


かっ飛ばせすぅ太郎!4

アンパイヤ「ちょっと、もういい加減にしてくれませんかね?」
YUIMETAL「ごめんなさい。でもここは大事な局面なの、許してニャン♡」
アンパイア「………わかりました。あと100回までならいいですよ。」
SU-METAL「うわぁ、さすが監督。アンパン屋を簡単にオトしちゃったw」
YUIMETAL「ちょろいもんよ。…ってか、何で堂々と送りバント宣言しちゃってるのさ!」
SU-METAL「あら、まずかったかしら?」
YUIMETAL「当然でしょ。見てよ、あの一塁手と三塁手の守備位置!」
SU-METAL「あちゃー、超のつく前身守備じゃん。舐められたもんだw」
YUIMETAL「これじゃ送りバントしてもゲッツーになっちゃうわね…。」
SU-METAL「ならばバントと見せかけてヒッティングするまでよ!」
YUIMETAL「そしたら結局ピッチャーゴロでダブルプレーだわね。」
SU-METAL「くっそー!八方塞がりじゃないか!」
YUIMETAL「……いや、まだ手はあるわ!」
SU-METAL「なんですって!一体すぅはどうすればいいの?」
YUIMETAL「すぅちゃん、ここは一度もバットを振らずに打席に立っていてちょうだい。」
SU-METAL「まさか、それって……」
YUIMETAL「それなら三振で1アウト、あわよくば四球。もしくは死球…そうよ、デッドボールがいいわ!」
SU-METAL「良くないわw」
YUIMETAL「なんならバットの代わりにヘドバンギャーのマイクスタンドを持って打席に…」
SU-METAL「監督、それは出来ません。すぅは常に全力でここまで戦ってきました!」
YUIMETAL「……すぅちゃん。」
SU-METAL「ハナから勝負を諦めるなんて対戦相手にも今までの自分にも失礼な行為です!」
YUIMETAL「…………」
SU-METAL「そうしなければいけないのなら、すぅを交代してください。」
YUIMETAL「わかったわ!ゆなの、準備して!」
SU-METAL「ターイム!タンマタンマ!」


かっ飛ばせすぅ太郎!5

アンパイヤ「タイムはあと99回ですからね。」
YUIMETAL「さすがにそんなに使いません……と思いますw」
SU-METAL「あー、ちょ待ってちょ待って!そうじゃないでしょうがー。」
YUIMETAL「もー、今度は何なのさ?」
SU-METAL「すぅは主役でしょ?すぅをベンチに下げたら話が終わっちゃうでしょってーの!」
YUIMETAL「つまり、結局は打席に立ちたいのね?」
SU-METAL「うん、立ちたい。ものすごく立ちたい。」
YUIMETAL「たとえ送りバントのサインが出ていようとも?」
SU-METAL「一度あそこに立ってしまったら、その快感が忘れられなくなるの…。」
YUIMETAL「なんか話が逸れかけてる気がするんですけど。」
SU-METAL「あそこに立てば数万の観衆の視線がこの私に注がれるの。」
YUIMETAL「まあ、注目は浴びちゃうよね。」
SU-METAL「打てば喝采、打てなきゃ溜息のシビアな世界。」
YUIMETAL「つまりBABYMETALのステージと似ているんだね。」
SU-METAL「あー、その台詞をすぅが言いたかったのにー。」
YUIMETAL「わかったわ……今回はすぅちゃんの意外性に賭けてみるか。」
SU-METAL「スター性に…でしょ?でもその前にタンマ、ちょっと御手洗いに行ってくる。」
アンパイア「はい、タイムはあと98回だからね。」


かっ飛ばせすぅ太郎!6

YUIMETAL「…………」
アンパイア「……おたくのスーメタルさん、遅いっすねー。」
YUIMETAL「まさか大……いや、何でもない。私ちょっと様子見てきます。」
アンパイア「みんな待ってますんで早くしてくださいねー。」
YUIMETAL「トイレはたしかこっち……あ、いたいた。すぅちゃん、何してんのさ!」
SU-METAL「……監督。こんなところにこんなモノが…」
YUIMETAL「なぁにそれ?……この球場の見取り図みたいだけど…。」
SU-METAL「なんかー、変な印と謎の文章が書いてあるんです!」
YUIMETAL「どれどれ?……ピッチャーマウンドと3塁ベースの間にドクロマークがあるわね。」
SU-METAL「なんかメタルっぽいですね。」
YUIMETAL「そうよ!ちょうどこのマークのところにバントを転がしてほしいのよ、すぅちゃん!」
SU-METAL「はいはいw……それとこの文章って暗号なんですかね?」
YUIMETAL「…家に向かって7歩から見える山の対角線上に宝があるんDEATH!」
SU-METAL「DEATH!って………小林のイタズラかしら?」
YUIMETAL「うーん……でもひょっとしたら大判小判がザックザクかも。」
SU-METAL「ザックザク♪」
YUIMETAL「ところですぅちゃん、御手洗いって大判の方だったでしょ?」
SU-METAL「はあ?失敬な!小判の方だっちゅーの!」
YUIMETAL「トイレまで1分として手洗いとかを考慮しても、果たして小判に8分もかかるかしら?」
SU-METAL「よし!戻ってもう一回タイムを取って宝を探そう!」


かっ飛ばせすぅ太郎!7

実況アナ「さあ、水野監督とスーメタル選手が戻ってきましたが、何やら審判団と協議してますね…」
アンパイア「なるほど、このグラウンドのどこかにお宝が眠っているかもしれないと…」
YUIMETAL「はい、その可能性は高いと思われます。」
アンパイア「わかりました。しかしその暗号を解かないことにはにっちもさっちも…」
SU-METAL「どうにもマルチーズです!この地図にまるっと答えが書かれております!」
YUIMETAL「えっ!スーメタルのくせに暗号が解けたの!」
SU-METAL「ははん、こんなの簡単でしょ。」
アンパイア「スーメタル選手が暗号を解くなんて信じられんが、説明してください。」
実況アナ「どうやらスーメタル選手が暗号を解読したようです。信じられません!」
SU-METAL「……みんなして何なのさ!もう教えてやんないもんねー、ベロベロバ~!」
YUIMETAL「……じゃあ選手交代してメグに解いてもらおうかしら。」
SU-METAL「ちょい!これから言おうと思ってたところだってば!ほらメグはベンチに戻って!」
アンパイア「まず、このドクロマークがスタート地点ってことですかね?」
SU-METAL「そうよ!メタルレジスタンスはそこから始まるのよ!」
YUIMETAL「家に向かって7歩…の家って、ホームベースのことかな?」
SU-METAL「さすが由結ちゃん!家=ホームだからね。」
アンパイア「7歩歩きました。……山って言ったらやっぱりアレですかね?」
YUIMETAL「ピッチャーマウンド!この平なグラウンドで唯一小高くなっている場所!」
SU-METAL「うんうん、そうそう。」
アンパイア「ということは、ここからあのマウンドの延長線上反対側のところにお宝が…。」
YUIMETAL「……なんか、すぅちゃんいなくても暗号解けたわねw代打にメグを送るか…。」
SU-METAL「ターイム!タンマタンマ!だからメグはベンチに戻っとれっちゅーねん!」


かっ飛ばせすぅ太郎!8

アンパイア「どうですか?掘っても元に戻せそうですか?」
阪神園芸さん「任せてください!どんな大きな穴でも素早く元通りにしてみせます!」
アンパイア「これは心強い!では慎重に掘り進んでいきましょう。」
YUIMETAL「…………ほれほれ、すぅちゃん掘れってば。」
SU-METAL「ええーっ!アッシが掘るんですかい?」
YUIMETAL「嫌ならいいけど。あそこで堀りたそうにしている子がいることだし…」
SU-METAL「掘ります!掘りますってば!だからメグはスコップ置きなさいってのw」
アンパイア「慎重に、慎重に…。」
SU-METAL「はいよー!それっ!……ガコッ!」
実況アナ「おおーっと!スーメタル選手が振り下ろしたスコップにいきなりの手応えがー!」
YUIMETAL「ちょっと!慎重にって言ったじゃないのさ!」
SU-METAL「すいません、まさかたった3㎝の深さに埋められているとは思わなかったんで…。」
YUIMETAL「それ、何だ?」
SU-METAL「缶の入れ物?……お菓子が入ってた缶かしら?」
アンパイア「あー、懐かしい!チボリの赤い帽子のクッキーの缶だー。昔ウチにあったー。」
実況アナ「女性が横を向いた赤い帽子の缶が出てきました!それ、ウチにもありました!」
SU-METAL「中身は……と、何だこれ?」
アンパイア「あ、キン消しだー!集めてたわこれー。」
実況アナ「どうやらキン肉マン消しゴムが入っていた模様です!私も集めておりました。」
YUIMETAL「それだけ?……なんか拍子抜けだわー。」
アンパイア「あ、ちょっとタンマ!なんか手紙らしきものが入ってますぞ!」


かっ飛ばせすぅ太郎!9

YUIMETAL「どれどれ……土曜日のリハ、事務所に9時集合ヨロシク。」
SU-METAL「え?これってBABYMETALの今度のリハのことなの?」
アンパイア「あ、このでっかいキン消しの足の裏にケイって名前が書いてあります。」
YUIMETAL「間違いない……小林だわ!」
SU-METAL「でも今度の土曜日の集合時間をなぜこんなまどろっこしい方法で…?」
YUIMETAL「おそらく理由は………私達が小林を着信拒否しているからよ!」
SU-METAL「そうか!電話もメールも拒否しちゃってたからわざわざこんな方法で……キモい。」
YUIMETAL「てことは、最愛にも集合時間を伝えないとね。」
SU-METAL「最愛ちゃん一塁ランナーだからすぅが伝えてくるよ。」
YUIMETAL「その必要はないわ、ここは私に任せて!……サッササ、ササッ。」
実況アナ「おっとここで水野監督、一塁ランナーの菊地選手にサインを出しております。」
YUIMETAL「さあ、伝わったかしら?」
実況アナ「おや?菊地選手が首を傾げてお手上げのポーズをしてます。あー、可愛いですねー。」
アンパイア「可愛いですねー。」
SU-METAL「可愛いです。…ってすぅが直接伝えに行きましょうか?」
YUIMETAL「大丈夫、ジェスチャーで伝えてみるから。」
実況アナ「ここで水野監督、ジェスチャーで何かを伝えようとしてま……あー、可愛いですねー。」
アンパイア「可愛いですねー。」
SU-METAL「可愛いです。…っていうか、おいといてーしか伝わってないしw」
YUIMETAL「すぅちゃん大丈夫よ。今、最愛に電話してみるから。」
携帯電話「只今、電話に出ることができません…」
YUIMETAL「試合中だから電源切ってるな……さすがこういうところ、ちゃんとしやがって!」
SU-METAL「じゃあすぅが伝えてきますよ。」
YUIMETAL「ターイム!」


かっ飛ばせすぅ太郎!10

SU-METAL「じゃあ、すぅが伝令行ってきまーす。」
YUIMETAL「すぅちゃんは大人しくしてて!……まり菜ちゃん、伝令お願いね♪」
実況アナ「ここで水野監督、一塁ランナーの菊地選手に伝令を送るようです。」
SU-METAL「……まり菜ちゃんが伝令ってw」
YUIMETAL「なんか2人でキャピキャピしてるけど、ちゃんと集合時間伝えてる……よね?」
実況アナ「さあ、堀内選手が菊地選手とハグを交わしベンチへ戻ります。ハグ、羨ましいですねー。」
アンパイア「羨ましいですねー。」
SU-METAL「羨ましいだろー!こっちなんか一緒にお風呂とか入っちゃってるもんねー。」
実況アナ「ただ……どうでしょう?塁上の菊地選手は相変わらず首を傾げてますが…」
SU-METAL「案の定、伝わってないなこりゃw」
YUIMETAL「もういい!試合が終わったら由結が直接伝えるから!」
実況アナ「さあ、阪神園芸さんがグラウンドを元通りの状態に戻しましていよいよ試合再開です!」
SU-METAL「よっしゃあ!それでは一発かっ飛ばしてやりますか!」
YUIMETAL「すぅちゃん……代打はいくらでもいるのよ。」
SU-METAL「わかってますってば、送りバントでしょ?……バ・ン・ト♪」
アンパイア「プレイボール!」
SU-METAL「よっしゃ!ここでターイム!」
球場の全員「いい加減にせい!」


かっ飛ばせすぅ太郎!11

実況アナ「またしてもスーメタル選手がタイムを取りまして水野監督がベンチから出てきます!」
YUIMETAL「おい!おら!次のアメリカ遠征のメンバーから外してやろうか!」
SU-METAL「まあまあ、そんなに怒っちゃったらせっかくの可愛いお顔が台無しですぞ。」
アンパイア「台無しですぞ。」
YUIMETAL「……そ、そうかなぁ。」
SU-METAL「だってせっかく色白なのにプンプン怒ったら、お顔が真っ赤になっちゃうじゃん♪」
アンパイア「なっちゃうじゃん♪」
YUIMETAL「あれれ、真っ赤になっちゃったぁ?…うふふ♪」
SU-METAL「そんなことより監督、これを見てください。」
YUIMETAL「……今、由結のこの可愛さをそんなことのひと言で片付けたろ?」
SU-METAL「これ、相手チームのメンバー表なんですけど…」
YUIMETAL「メンバー表?………はっ!……こ、これは!」
アンパイア「一体、何だというのですか?」
SU-METAL「やっぱり気付きましたか?さすが監督。」
YUIMETAL「私を誰だと思ってるんだね、ワシントン君。……ニヤリ。」
SU-METAL「それを言うならワソトン君でしょーが。……ニヤリ。」
アンパイア「ワトソンだってば…。」
YUIMETAL「このメンバー表ってば……やたらと修正液を使用しまくっている!」
アンパイア「だって、ボールペンで書いてるからしょうがないんじゃ……」
YUIMETAL「普通、これほど多くの記入ミスをしたら新しい用紙に書き直すはずでしょ?」
アンパイア「……何故、犯人は新しい用紙に記入し直さなかったんだろう…?」
YUIMETAL「それは……書き直したくても書き直せなかったんだ!」
アンパイア「なんだって!……ということは、つまり…」
YUIMETAL「この用紙が最後の一枚で予備が無かったに違いない!」
SU-METAL「違ぇよ!」
YUIMETAL「えっ?違うの?ちょっとタンマ。もう一回よく見せて。」


かっ飛ばせすぅ太郎!12

SU-METAL「メンバー表をよく見て!」
YUIMETAL「うーん……ちょっと待って、わかったわ!」
アンパイア「何ですって!何がどうなってるんですか?」
YUIMETAL「スターティングメンバーの名前の頭の文字を縦読みしてみて!」
アンパイア「縦読み?……えっと、ク・リ・ス・マ……セ?」
YUIMETAL「ああ!惜しい!」
SU-METAL「そんなんじゃないってばw」
YUIMETAL「わかった!……アンパン屋!メンバー表を太陽に透かしてみて!」
アンパイア「って言われても、ここドームですけど…」
YUIMETAL「じゃあ照明に透かせばええやんけ。いちいち揚げ足とりやがって。」
アンパイア「はいはい。メンバー表を照明に透かしてみれば…」
YUIMETAL「……どう?」
アンパイア「かなり眩しいです!」
SU-METAL「もう!そうじゃなくって、相手チームの監督の名前を見てくださいな。」
YUIMETAL「監督の名前?……えーっと、フォックス後藤さんって書いてあるわ。」
SU-METAL「勘のいい人ならすぐに何かに気付くはずよ。」
YUIMETAL「つまり……相手の監督は日系3世ってこと?」
SU-METAL「ちゃうがな。名前がおかしいでしょうって!」
YUIMETAL「フォックス後藤、フォックスごとう、フォックスゴトウ………フォックスゴッド!」
SU-METAL「そう!つまりこの試合……FOX GODが何か企んでいるんじゃないかしら?」
YUIMETAL「キツネ様が?……一体、何の為に?」
SU-METAL「それはわからない。もしかしたら私達BABYMETALを試しているのかも!」
YUIMETAL「試す?……すぅちゃんが送りバント成功させることができるか試しているのね!」
SU-METAL「ちっ………やっぱり送りバントかい。」
実況アナ「さて、今度こそ試合が再開されそうです!」
アンパイア「プレイボール!………そしてターイム!」
球場の全員「今度はお前かい!」


かっ飛ばせすぅ太郎!13

実況アナ「今度は主審がタイムをとってスーメタル選手に何やら伝えているようですが…」
SU-METAL「アンパン屋さん、まさかこのタイミングですぅに告白するつもりですか?」
アンパイア「違います。スーメタル選手は靴紐を結び直しなさい。」
SU-METAL「はい?………今、何とおっしゃいましたか?」
アンパイア「その状態でプレーしたら転ぶ危険性があるので、靴紐を結んでください。」
SU-METAL「うぅ………わかったわ!ちょっとやってみます。」
実況アナ「どうやらスーメタル選手のスパイクの紐がほどけていたみたいですね。」
SU-METAL「もじもじもじもじ……」
アンパイア「…………」
SU-METAL「もじもじもじもじ……」
アンパイア「…………」
SU-METAL「もじもじもじもじ……」
アンパイア「……あのう、ひょっとしてまさかあり得ないとは思いますが…」
SU-METAL「ああ、結べねーよ!逆にみんな何でそんなに簡単に結べちゃうんだよ!」
アンパイア「ぷぷっ……私は小学校入学時には靴紐を結べるようになってましたけどー。」
SU-METAL「あー、そーですか。すぅは大丈夫なんでこのままプレーしまーす。」
アンパイア「それはダメです。転んだら危険ですからちゃんと結び直してください。」
SU-METAL「すぅは転ばないから大丈夫です!」
アンパイア「……2016年9月20日の東京ドームでの試合を覚えていますか?」
SU-METAL「……ギクッ。」
アンパイア「あなたコケましたよね?それはもう派手に転んで尻餅ついてましたよね?」
SU-METAL「アレは靴紐じゃなくて、赤い敵が撒いたオイルで滑ったんです!」
アンパイア「マッハライダーか!」
YUIMETAL「……ラチがあかないなこりゃ。ターイム!」


かっ飛ばせすぅ太郎!14

実況アナ「おっと、この状況に見かねて水野監督がベンチを出ます!」
YUIMETAL「おい、ポンコツ……じゃなかった、偉大なるメタルクイーンのすぅちゃん。」
SU-METAL「……なんか悪意あるな。監督が靴紐結んでくれるんですか?」
YUIMETAL「その前にまず……靴を左右逆に履いちゃってるでしょーが。」
SU-METAL「なんですって!どうりで歩きづらかったわけだ!」
YUIMETAL「あと、何でスカートの下にパジャマ穿いちゃってんのさ?」
SU-METAL「これパジャマじゃなくてユニフォームだもん。穿きっぱなしだったわ、脱がなきゃ…」
YUIMETAL「これこれ、脱ぐのはスカートの方でしょーが。」
SU-METAL「えへへ、そうでした。…………ああー!ランドセル忘れたー!」
YUIMETAL「今は必要ありません。」
SU-METAL「そういえばグローブも忘れたー。」
YUIMETAL「今は攻撃中だからいらないけど、家に忘れたんなら守備につけないから交代ね。」
SU-METAL「大丈夫です。ベンチ裏に敷いてある布団の枕元に置き忘れてるだけだから。」
YUIMETAL「何でそんなところに布団が…」
SU-METAL「直前まで爆睡してたからです!」
YUIMETAL「この大事な試合前にさすがポンコツ……じゃなかった、さすが大物ね。」
SU-METAL「……やっぱ悪意あるなw」
YUIMETAL「……はいよ、これで準備よし。それじゃキッチリ送りバント決めてらっしゃい!」
一塁塁審「ターイム!」


かっ飛ばせすぅ太郎!15

実況アナ「おーっと、今度は一塁塁審がタイムを要求して審判団が集まります!」
一塁塁審「俺、早くみんなに言いたいことがあってさ。我慢できずにタイムかけちった。」
アンパイア「言いたいこと?」
一塁塁審「うん。今、一塁にランナーいるじゃん?」
三塁塁審「ああ、菊地選手がノーアウト一塁のランナーだよね。」
一塁塁審「それがさぁ………マジで、メッチャ可愛いの!」
二塁塁審「うおーっ!いいなあー!間近で見られてすんげぇ羨ましい!」
一塁塁審「菊地選手はもう何て言うか……ちっちゃくて天使なんじゃないかと思うんだよね。」
三塁塁審「何だよ!自慢かよ!三塁と変わってくれよ!」
一塁塁審「もうね、このまま試合が進まなくてもいいやって思っちゃうよ。」
二塁塁審「ぐぎぎぎ……ちくしょー!菊地選手、盗塁とかしないかなぁ。」
一塁塁審「ダメー!天使は塁であろうとも盗んだりなんかしないんだもんねー!」
三塁塁審「そっか、二塁に進塁してくれれば今より近くでお姿を拝見できるじゃん!」
一塁塁審「ダメだってば!菊地選手はずーっと一塁ランナーなの!」
二塁塁審「ってことは、ノーアウト一塁のこの場面…」
三塁塁審「スーメタル選手には是非とも送りバントをしてもらおう。」
一塁審判「えー、そんなのヤダー。」
二塁塁審「お前はもう充分、近くで堪能しただろ?」
三塁塁審「それに一塁を駆け抜けたスーメタル選手と漫画のようにバッタリぶつかる可能性もあるかもよ。」
一塁塁審「……たしかに俺だけ独り占めはズルいもんな。」
二塁塁審「そうそう、俺達は審判なんだから公平にやらないと。」
三塁塁審「よっしゃ!そうと決まったら……」
実況アナ「ここで審判団がベンチの水野監督の方へと向かいました。」
YUIMETAL「えっ?スーメタルに送りバントさせろって?言われなくてもそのつもりだけど…」
SU-METAL「ちょ、タンマタンマw」


かっ飛ばせすぅ太郎!16

YUIMETAL「何がタンマよ!すぅちゃんは黙って送りバントしてくりゃいいのよ!」
SU-METAL「送りバント……確かにそれって重要な戦略の一つだし、時には必要なことかもしれない。」
YUIMETAL「……また変なスイッチ入っちゃったな。」
SU-METAL「チームを勝たせるための自己犠牲の精神、それが送りバントってやつですよね?」
YUIMETAL「よくわかってるじゃん。」
SU-METAL「でもね監督、栄光の陰に脇役あり。お膳立ての陰に自己犠牲ありなんですよ!」
YUIMETAL「もー、めんどくさいなー。」
SU-METAL「送りバントをした選手はもしかしたらホームランを打ちたかったかもしれない。」
YUIMETAL「それ、すぅちゃんのことでしょ?」
SU-METAL「お膳立てしたいんじゃなくてお立ち台に立ちたいのかもしれない。」
YUIMETAL「それ、すぅちゃんのことでしょ?」
SU-METAL「ねぎらいの拍手ではなく、心からの喝采が欲しいのかもしれない!」
YUIMETAL「それ、すぅちゃんのことでしょ?」
SU-METAL「すぅは引き立て役じゃなくて、ひき肉焼くの方がいい!」
YUIMETAL「それ、ハンバーグのことでしょ?」
SU-METAL「そしてお立ち台でインタビューされたいの……さわやかに。」
YUIMETAL「そこはハンバーグに掛けんでもいいっての。」
アンパイア「ハンバーグかぁ……正午過ぎたし、そろそろランチタイムにするか。」


かっ飛ばせすぅ太郎!17

実況アナ「それではランチタイムの為、試合は一旦中断されます。」
一塁塁審「腹減ったなぁ……何食いに行く?」
三塁塁審「さわやかでげんこつハンバーグ食べたい!」
二塁塁審「いいね♪」
アンパイア「じゃあ混む前に急ごう!」
SU-METAL「ヤバッ!あいつらもさわやか狙いか!席が無くなってしまう!急ぐわよ!」
YUIMETAL「阪神園芸さんがいてドーム球場でさわやかがあるなんて……ここ、どこなのよ?」
SU-METAL「この物語はフィクションでお送りしてます。ほら、最愛ちゃんも行くわよ!」
YUIMETAL「ところですぅちゃん、送りバントって正式には何ていうか知ってる?」
SU-METAL「もちろん、犠牲バントよね?」
YUIMETAL「じゃあ英語で何ていうか知ってる?」
SU-METAL「Sure!Sacrifice buntって言うのよ。」
YUIMETAL「犠打の世界記録保持者は?」
SU-METAL「川相-METALさんの533犠打よ!」
YUIMETAL「……川相-METAL?」
SU-METAL「この物語はフィクションでお送りしてます。」
YUIMETAL「世界で一番最初に送りバントをしたといわれている選手は?」
SU-METAL「ブルックリン・アトランティックスの中心選手として活躍していたディッキー・ピアス。」
YUIMETAL「……何でそんなに詳しいんだ?」
SU-METAL「ウィキペディアの受け売りだけどね♪」
YUIMETAL「ソースは一緒か…。」
SU-METAL「え?じゃあ監督もオニオンソースでいいんですね?」
YUIMETAL「さわやかのソースじゃねえよ。」
SU-METAL「監督……すぅはこう見えても送りバントが大好きなんですよ。」
YUIMETAL「じゃあ、何で……」
SU-METAL「すぅはよくばりなんですw」
YUIMETAL「あっそ。すぅちゃんはよくばりコンビ注文するのね。」
SU-METAL「タンマタンマ!すぅはげんこつハンバーグ250gがいいの!」


かっ飛ばせすぅ太郎!18

SU-METAL「あのさー、炭焼きレストランさわやかって静岡県外に進出してないじゃん?」
YUIMETAL「うん、そういう戦略をとっているみたいだね。」
SU-METAL「ウチらBABYMETALも似たような戦略とってるよね…。」
YUIMETAL「そぉ?バリバリ海外に進出してるじゃん。」
SU-METAL「でも国内ライブに関しては関東とフェス以外だと5大都市にしか行ってないよね?」
YUIMETAL「たしかに……まだ北陸とか四国とか行ったことないや…。」
SU-METAL「すぅの地元の広島でさえもライブしてないもん!」
YUIMETAL「まあ、どういう意図があるかはキツネ様のみぞ知る……だね。」
SU-METAL「Only the FOX GOD knows!……てか?」
YUIMETAL「あっ!そういえば相手チームの監督の名前!」
SU-METAL「フォックス後藤さん……だったよね?やっぱりキツネ様なのかなあ…?」
YUIMETAL「でも向こうのベンチを観察してたんだけど確証が持てないんだよねぇ。」
SU-METAL「顔とかは見てないの?」
YUIMETAL「それがキツネ面かぶってて素顔がわからないんだよねー。」
SU-METAL「逆にメッチャ怪しいやんけw」
YUIMETAL「試合前の挨拶で会話したけど、ボイスチェンジャー使ってるみたいな声だったし…」
SU-METAL「なお怪しいな…。」
YUIMETAL「そういえばさっき、まだノーアウトなのに手でツーアウトってやってたなぁ。」
SU-METAL「それキツネサインじゃないか?ますます怪しい!」
YUIMETAL「まさかキツ……あ!ヤバっ!お昼休み終わっちゃう!」
SU-METAL「いっけね、また部長に嫌味とか言われちゃうー!」
YUIMETAL「オホン!中元くんの時計の針はゆっくり動いてるのかなぁ?……てかw」
SU-METAL「とりまこの話は一旦タンマ、早く食べちゃいましょう!」


かっ飛ばせすぅ太郎!19

YUIMETAL「おりょ?メールだ、誰からだろう?」
SU-METAL「すぅにもメールきたよ……キツネ様からだ!」
YUIMETAL「どれどれ……9月にSSAで10月に大阪城ホールで巨大キツネ祭り開催決定ですって!」
SU-METAL「マジか!しかも両方2DAYSじゃん!チケット申し込まなきゃ!」
YUIMETAL「おい、一応あんた主役でしょーが…。」
SU-METAL「あー!っていうか、平日すぅバイトなんですけどー!」
YUIMETAL「休めってw」
SU-METAL「しかしキツネ様もいきなりこのタイミングで発表するんだもんなぁ。」
YUIMETAL「5大キツネ祭りがソールドアウトしたからじゃないの?」
SU-METAL「いや違うね、このメールを送り付けてすぅを動揺させ、バントを失敗させるつもりだね。」
YUIMETAL「ってことはやっぱり相手チームの監督、フォックス後藤さんって……」
SU-&YUI「FOX GOD!」
SU-METAL「どうする?ここは裏をかいてバントじゃなくヒッティングでいく?」
YUIMETAL「その裏をかいて送りバントにしましょう。」
SU-METAL「いやいや、巨大キツネ祭りの前祝いにここは一発祝砲をかっ飛ばしましょう!」
YUIMETAL「前祝いだとか浮かれてないでここは堅実に粛々と…」
SU-METAL「祝々と……祝砲を?」
YUIMETAL「粛々と……バントだっつーの。」
SU-METAL「へーい、それじゃさっさと送ってきやーす。」
YUIMETAL「すぅちゃん……フォックス後藤さんには気をつけてね。」
SU-METAL「OK!………ってあれ?携帯なんかいじっちゃって、試合再開しないんですか?」
アンパイア「ちょっとタンマ。今チケット申し込んでるからちょっと待ってください。」


かっ飛ばせすぅ太郎!20

実況アナ「現在、私も含め球場内のほとんどの人が携帯でチケットの申し込みをしています!」
アンパイア「えっと……たまアリ2DAYSは平日なんだよなぁ。」
SU-METAL「そうなんですよねぇ、すぅもバイト休まないと…。」
アンパイア「9月の後半だとまだシーズン中だしなぁ。」
SU-METAL「審判やってたら行けませんもんねー。」
アンパイア「ええい知るか!いざとなったら仮病でいいや、申し込んじゃえ!」
SU-METAL「なんかいろいろすいませんw」
アンパイア「10月の大阪は……あー!ちょうどクライマックスシリーズじゃん!」
SU-METAL「うわー、審判にとっては休めない大事な日っすね…。」
アンパイア「あ、でも俺がそんな大事な試合の審判に選ばれる訳ないかw」
SU-METAL「そうっすね。大阪も申し込んじゃいましょう!」
アンパイア「……スーメタル選手。今、私に侮辱的な発言をしませんでしたか?」
SU-METAL「え?アンパン屋さんにですか?まさか!」
アンパイア「審判を侮辱したら退場処分ですからね。」
SU-METAL「ふーん……でもメタルクイーンを愚弄したらお仕置き処分ですからね!」
アンパイア「お仕置き!……一体どのように懲らしめて頂けるんですか?」
SU-METAL「まず、ムチとかでしばかれます!」
アンパイア「それは実に興味深い!」
SU-METAL「ムチがない時は代わりにゴボウを使います。」
アンパイア「あ、それテレビで観たことあるー。」
SU-METAL「ゴボウはささがきにして、しんなりするまで炒めます。」
アンパイア「どうせなら炒めるんじゃなく痛めつけてほしい…。」
SU-METAL「砂糖、醤油、味醂とかを入れます。ない時はエアでもOKです。」
アンパイア「タンマタンマ……エアはダメでしょw


かっ飛ばせすぅ太郎!21

SU-METAL「そんなこんなで、きんぴらごぼうの出来上がりー♪」
アンパイア「誰がチンピラ小僧やねん!」
SU-METAL「アンパン屋ちょっと横向いてみそ。……イヤモニで何か音楽聴いてるだろ?」
アンパイア「違います。これは上の人間から出る支持を聞く為のイヤモニです!」
SU-METAL「上の人間って誰よ?」
アンパイア「それは……Only the FOX GOD knows!」
SU-METAL「なんだか怪しいなあ…」
アンパイア「それより、上の人間がもう一品なにか作れって言ってます。」
SU-METAL「さすがにきんぴら一品じゃ物足りないか…」
アンパイア「で、パクチーは入れるな…だそうです。」
SU-METAL「まだ何を作るか決めてないっつーの。」
YUIMETAL「………あいつら何をやっているんだ?」
SU-METAL「じゃあ……ちょっと冷蔵庫の中のものでチャチャっと作りますか。」
アンパイア「大丈夫ですか?そんな意外な一面とか見せちゃって。」
SU-METAL「私、もうポンコツを演じるのは……嫌なの。」
アンパイア「………演じてたんですか?」
SU-METAL「そうよ!いつでも女は女優よ!」
アンパイア「ふーん……で、冷蔵庫の中には何が入ってます?」
SU-METAL「えーっと……まずはパクチーでしょ…」
アンパイア「パクチーはダメですってばw」
SU-METAL「それからタマゴにニンジンに……あっ、トマトもあるわ。」
YUIMETAL「ターイム!」


かっ飛ばせすぅ太郎!22

実況アナ「ここで水野監督が物凄い形相でベンチから出てきました!」
YUIMETAL「がるるるっ………」
SU-METAL「す、すいません。」
実況アナ「そして……大事そうにトマトを抱えてベンチへと戻っていきます。」
アンパイア「どうやらあのトマトは水野監督の私物だったみたいですね…。」
SU-METAL「あー、怖かった。そんなに大事なモノだったら名前くらい書いとけっての。」
アンパイア「……ええ、あーはいはい。わかりました。」
SU-METAL「お、イヤモニを通して上からの指令が入ったか?」
アンパイア「大変です、スーメタル選手!これ以上お料理を続けるのは事務所NGだそうです。」
SU-METAL「はあ?なんでやねん!」
アンパイア「すいません、Pからの指示ですので……メタルのイメージに合わないんですって。」
SU-METAL「あーあ、せっかくカポナータでも作ろうと思ったのに…」
アンパイア「カポ……ナータ?」
SU-METAL「そうよ。カポナータかラタトゥイユを作るつもりだったの。」
アンパイア「ラタ…ト、トゥイユイユ?」
YUIMETAL「……由結のこと呼んだ?」
アンパイア「もちろん、呼んでません。」
SU-METAL「カポナータはイタリア料理で、ラタトゥイユはフランス料理よ。」
アンパイア「あー、なるほど!新加入の助っ人外国人の名前だったんですね!」
YUIMETAL「じゃあ、代打カポナータ!」
SU-METAL「違う、違う。」
アンパイア「ラタトゥユイユイ監督、本当はカポナータが何物か知らないんでしょ?」
YUIMETAL「し、知ってるもん!」
SU-METAL「……監督、なんならチャチャっと作りましょうか?」
YUIMETAL「う、うん……お願い。」
アンパイア「そうこなくっちゃ!……カポナータ・ターイム!」


かっ飛ばせすぅ太郎!23

SU-METAL「でも、今からカポナータを作るとなると時間かかっちゃうけど大丈夫なの?」
アンパイア「そんなこともあるかと思って、ここに事前に作っておいたカポナータがございます。」
SU-METAL「わぁ、テレビって便利ー♪」
YUIMETAL「……これがカポナータ?クンクン…クンクン…クンクンクンクンクンクンクン。」
SU-METAL「匂い嗅ぎすでしょw」
YUIMETAL「では、いただきまーす……パク。」
アンパイア「いただきます……パク。」
SU-METAL「どうです?かなり本格的に作ってあるみたいだけどw」
YUIMETAL「なるほど……これは活きのいいカポナータですねぇ。きっと新鮮なんだろうね、うん。」
アンパイア「ふむふむ、これは絶対いいカポナータだよ。どこで仕入れたんだい?」
SU-METAL「お前ら相変わらずカポナータが何か分かってないないだろ?」
YUIMETAL「えっと……それでは試合を再開しますか。」
アンパイア「…そうですね、試合を再開しましょう。」
SU-METAL「2人とも、あまりお好きではなかったようで…w」
YUIMETAL「すぅちゃん、忘れてるかもだけどここはノーアウト一塁のチャンスを広げるチャンスよ!」
SU-METAL「つまり、チャンスのチャンスですね?」
YUIMETAL「そうよ、すぅちゃんチャンスよ!」
SU-METAL「つまり、ちゃんすぅスーチャンですよね?」
YUIMETAL「何だかよくわかんないけど、とにかくきっちりと送りバントよろしく!」
SU-METAL「ラジャー!………おいおい違うって、それはブラジャーだってば!」
実況アナ「何やらブツブツと独り言を言いながらスーメタル選手が打席に入ります!」
SU-METAL「おいピッチャー!ここは堂々とストレート勝負、受けて立つぞ!」
実況アナ「スーメタル選手、相手投手にバントしやすいストレートを要求しています。」
一塁塁審「せっかく試合が再開されそうなのにすいません……ターイム!」


かっ飛ばせすぅ太郎!24

実況アナ「またもや審判団が集まります…。」
アンパイア「どうしました?何かありましたか?」
一塁塁審「それが一塁ランナーなんですけど…」
三塁塁審「また自慢ですか?」
一塁塁審「違いますってば。その菊地選手なんですけど…」
アンパイア「……あれ?一塁にいないぞ!」
一塁塁審「いや、いるんですけどよく見てください。」
二塁塁審「なんか一塁ベースの上になんかちっこいのが…」
三塁塁審「ここからじゃよく見えないので近くに行ってみましょう!」
実況アナ「審判団が一塁の方へと向かいましたねぇ…。」
アンパイア「……これってアレですよね?」
二塁塁審「ええ、FUNKOのモアメタルフィギュアですね。」
一塁塁審「やっぱりフンコのフィギュアだったんだ……菊地選手が小さくなったのかと思ったよ!」
三塁塁審「えっとね、とりまフンコじゃなくてファンコだから。」
アンパイア「えっ、そうなの!俺もフンコだと思ってた!」
二塁塁審「マジっすか?こっ恥ずかし~w」
一塁塁審「本当にファンコって読むの?スーメタル選手にネイティブで発音してもらおう!」
実況アナ「今度はスーメタル選手を呼びましたが……何かあったのでしょうか?」
SU-METAL「先に言わせてもらうけど、あなた達バカでしょ?」
アンパイア「ごめんね、一回だけフンコって発音してもらえる?」
SU-METAL「はあ?このメタルクイーンにウンコって言わせるつもり?セクハラよ!」
三塁塁審「おもいっきり言っとるがな。」
二塁塁審「じゃあフンコって10回言ってください。」
SU-METAL「フンコフンコフンコ……コフン!」
二塁塁審「ダイエットに最も効果的なのは?」
SU-METAL「適度なウンコー……ぎゃあ!運動だったwww」
一塁塁審「タンマタンマ、普通そんなの引っ掛からないでしょーにwww」
YUIMETAL「……なんだか楽しそうだな。」


かっ飛ばせすぅ太郎!25

二塁塁審「そんなことより大変です!三塁塁上にペンギンが出現したとの情報が入りました!」
三塁塁審「なんだって!俺の三塁ベース上にペンギンが?」
アンパイア「ちょ待って、ペンギンに見えるけど……あれって菊地選手じゃないか?」
一塁塁審「ペンギン歩きの菊地選手ですね…。」
SU-METAL「とにもかくにもこれでノーアウト三塁!すぅのバットが火を噴くぜ!」
YUIMETAL「すぅちゃん、スクイズよろしくね♪」
アンパイア「水野監督、これはどういうことなのか説明してください。」
YUIMETAL「ふふふ、一塁走者の最愛がいつの間にか三塁に……これがメタルイリュージョンよ!」
二塁塁審「……メタルイリュージョン!」
YUIMETAL「今回最愛が使ったのはメタル忍法、変わり身の術!」
三塁塁審「……メタル忍法?」
YUIMETAL「このどさくさに紛れて一塁塁上にFUNKO人形を置いて当の本人は進塁するという…」
一塁塁審「つまり……ズルですね?」
アンパイア「どちらにせよプレーが中断中ですので進塁は認められません。」
YUIMETAL「ちっ……失敗か。」
アンパイア「菊地選手は一塁へ戻ってください。」
実況アナ「菊地選手が一塁へぴょこぴょこペンギン歩きで戻っ……可愛いですねー。」
アンパイア「可愛いですねー。」
SU-METAL「可愛いです。」
YUIMETAL「すぅちゃんもペンギン歩きすればいいのに。」
SU-METAL「うふふ、まかせて!………てくてくてく。」
実況アナ「そしてスーメタル選手はヒゲダンスで打席へと向かいます!」
SU-METAL「ターイム!誰がドリフやねん!」


かっ飛ばせすぅ太郎!26

実況アナ「さていよいよ試合再開、ノーアウトランナーペンギン!バッターボックスにはスーメタル!」
SU-METAL「……私は今メタルレジタンスの過程で、訳あって野球をしている。」
実況アナ「スーメタル選手のいつものルーティーンが始まります!」
SU-METAL「長らく停滞していたメタル界。もちろん私達にも縁遠い世界だった…」
実況アナ「バットを肩に担いで打席へ向かうその姿はロードオブレジスタンス!」
SU-METAL「歌が歌いたい、アイドルになりたい、ただトマトが食べたい、そんな三人が集まって…」
実況アナ「堂々と前方にバットを掲げるその姿はまるでヘドバンギャー!」
SU-METAL「ヒョロヒョロでヒゲのロン毛に導かれた、道無き道のメタル道…」
実況アナ「そして地面に立てたバットにおでこをつけてクルクルと回り出します!」
SU-METAL「はらひれほれ~………バタッ!」
実況アナ「目を回して地面に倒れ込んでしまいました!そう、これはドキドキモーニングだぁ!」
SU-METAL「メタルを極めるためにも、ここはキッチリと送りバントを決めてみせる!」
実況アナ「そして苦しそうに右手で宙をもがきながら立ち上がる姿はKARATEのようだ!」
YUIMETAL「それすぅちゃんのフリパートじゃないけどね。」
SU-METAL「そしてカワイイメタル、ベビーメタルというジャンルを確立させる!」
実況アナ「ここで軽やかなステップ!これはテイルズオブデスティニーのピアノダンスか!」
YUIMETAL「すぅちゃん、やっぱりそのダンス踊りたかったんだねw」
大会役員「その打席、ちょっとターイム!」


かっ飛ばせすぅ太郎!27

実況アナ「とうとう試合に関係の無い人までタイムを取り始めました…。」
大会役員「当事者が来なくてやってなかった始球式、本人が来たから今からやりますぞ!」
SU-METAL「…はあ?」
実況アナ「なんと試合の途中ですが先程中止となっていた始球式をこれから行うようです!」
大会役員「えっとバッターは……あ、丁度いるからスーメタル君でいいや。」
SU-METAL「さよけ。」
実況アナ「それでは入場です。本日始球式を行うのは……な、なんと!スーメタル選手です!」
一塁塁審「何っ!」
三塁塁審「なんだって!」
YUIMETAL「えっ、何で!何ですぅちゃんがもう一人いるの?」
SU-METAL「まさかひめたん?……ではなさそうね。」
実況アナ「仮面で顔が見えませんが、背格好はスーメタル選手そのものです!」
YUIMETAL「ま、まさか………メタル忍法、分身の術!」
SU-METAL「そんなわけあるかい!でもどこかで会ったことがあるような…」
YUIMETAL「すぅちゃん双子だったとか?」
SU-METAL「いや、わかった!……すぅは過去に彼女と戦ったことがある!」
YUIMETAL「はっ!ひょっとしてLegend Zの時の…」
SU-METAL「そう、いつぞやの紅月の間奏で私と戦った分身のお姉さんよ。」
実況アナ「ということで始球式を務めるのは、もう一人のスーメタルさんです!」
SU-METAL「ふふっ……あの時の決着をつけようってわけね。」
YUIMETAL「……すぅちゃん、始球式なんだから空振りしなきゃダメだよ。」
SU-METAL「いいえ監督、彼女の目を見てください。」
YUIMETAL「仮面をかぶってるから見えないけど。」
SU-METAL「あの目……彼女の方が真っ向勝負を望んでいるわ!」
YUIMETAL「でも空振りしなきゃいけないから、すぅちゃんの負け確定だねw」
SU-METAL「ぐぬぬ……ターイム!偉い人たち集まって!」


かっ飛ばせすぅ太郎!28

実況アナ「さあ、ニュースとCMを挟みまして再び野球中継をお送りいたします。」
アンパイア「わかりました、そこまで言うのなら了承しましょう。」
SU-METAL「あざまーす!」
アンパイア「……で、モアメタル肉声目覚し時計は本当に頂けるんでしょうな?」
SU-METAL「もちろん、”最愛のドキドキ…伝わっちゃうじゃん♪”でいいですよね?」
アンパイア「いや小生、”は~くま~い♪”がキボンヌっす。」
SU-METAL「了解。特別に”なめたらいかんぜよ!”もオマケで入れときましょうか?」
アンパイア「あー、それは別にいいや。」
実況アナ「情報が入りました…どうやらこの始球式、ガチンコ一球勝負の対決となるそうです!」
YUIMETAL「ガ、ガ……チンコですって!」
SU-METAL「ええ、彼女とはいつか決着をつけなくてはと思っていたんです。」
YUIMETAL「それにしても始球式でガ、ガ……チンコだなんて。」
SU-METAL「監督、見ていてください。すぅ……かっ飛ばしますから!」
YUIMETAL「わかったわすぅちゃん、でも、その前にちゃんとツッコめや!」
実況アナ「さあ、試合の途中ですがここで始球式が行われます!」
アンパイア「プレイボール!」
実況アナ「マウンド上の偽スーメタル投手、大きく振りかぶって……投げました!」
一塁塁審「……投げた!」
二塁塁審「投げたぞ!」
三塁塁審「とうとう投げた!」
YUIMETAL「っていうかこれ、始球式だけどねw」
SU-METAL「………!!」
一塁塁審「こ、これは!」
二塁塁審「このボールは!」
三塁塁審「た、球が幾つにも見える!」
YUIMETAL「タマ、タマ、タマ……タマタマタマタマ……」
実況アナ「なんと!偽スーメタル投手の投げた球が分身したかのように見えております!」
SU-METAL「これは……まさか魔球!」
実況アナ「まさにスーメタルの分身が投げる分身する魔球!!」
YUIMETAL「あー……このパターン、ここから長い魔球解説タイムが始まるぞ。」


かっ飛ばせすぅ太郎!29

SU-METAL「落ち着け私!まずは冷静にこの魔球の分析をするのよ!」
YUIMATAL「すぅちゃん、よく見て!球はいくつに見える?」
SU-METAL「球がいくつにって………4個5個…いや、もっと少ない?」
YUIMETAL「そう、たくさんあるように見えるけどよぉく見ると2つに見えるはず!タマタマだけにね!」
SU-METAL「……本当だ!残像の濃さに目を凝らすと球は2つに絞られる!」
YUIMETAL「そう、タマタマだけにね!」
実況アナ「さあ、投げられた魔球はまだマウンド付近!一体いつになったら打者の下へと届くのか!」
YUIMETAL「あとはこの2つの球のどちらが本物か……それを見破られるかはすぅちゃん本人次第!」
SU-METAL「右か?左か?それとも………あっ!わかった!!」
実況アナ「おーっと!スーメタル選手が不敵に笑ったー!この魔球の正体を見破ったかー!」
YUIMETAL「ちょっとー、すぅちゃんってばひょっとして魔球を見切っちゃったの?」
SU-METAL「がっはっは!……完全に見切ったわ!」
YUIMETAL「もったいつけないで説明しなさいってば!」
SU-METAL「まずはよく目を凝らせば魔球は2つに絞られるはず。」
YUIMETAL「そこまでは由結のアドバイスのお陰よね。感謝してちょうだい。」
SU-METAL「その2つの球を更によーく見比べてください。」
YUIMETAL「タマタマをよく見比べろってこと?なんか、すぅちゃんって変態よね…」
SU-METAL「いいから凝視して!蔑んだ感じの目で凝視するのよ!」
YUIMETAL「こんなに球を凝視するなんてこと人生で………はっ!」
SU-METAL「どうやら気付いたようね、カマトトさん♪」
YUIMETAL「右のタマにだけ……なんか…こう……裏に………スジみたいなのが…」
職員室先生「ターーーイム!」


かっ飛ばせすぅ太郎!30

実況アナ「どうやら水野監督、職員室の先生に怒られちゃってる模様です。」
職員室先生「あなた達には守ってきたイメージっていうのが…」
YUIMETAL「……はい、以後気をつけます。」
SU-METAL「でもね、監督の言う通り。右の球には赤いスジみたいなのが見えるけど…」
YUIMETAL「そう、左の球にはそれらしいものが見られないわ!」
SU-METAL「今、私達がやっているのは硬式野球。硬式球には赤い縫い目があるでしょ?」
YUIMETAL「つまり右が本物の球で左の球は軟式球のニセモノ!」
SU-METAL「そういうこと。がっはっは!分身魔球、破れたりぃ!」
実況アナ「どうやらスーメタル選手、完全に魔球を見切った様子です!」
YUIMETAL「ふっふっふ、あとは文字通りかっ飛ばすだけね!」
SU-METAL「さあ来い、魔球!」
球場の全員「……………。」
アンパイア「……来ませんねぇ、魔球。」
SU-METAL「ええ……来ませんね。」
実況アナ「偽スーメタル選手の投げた魔球はまだマウンドの近くで分身したままとどまっております!」
SU-METAL「……こちらに届くまであとどれくらいかかるんでしょうかね?」
アンパイア「うーん……ちょっと訊いてみますね。」
実況アナ「ここで主審が何やら偽スーメタル選手に尋ねているみたいですが…」
アンパイア「あと10分程で本塁に到着する見込みとのことです。」
SU-METAL「じゃあタイム。お手洗いに行ってきます。」


かっ飛ばせすぅ太郎!31

アンパイア「それにしてもあの魔球………一体どうなってるんだ?」
YUIMETAL「おそらくあの辺の磁場だけ物凄いことになっていて電磁波やらプラズマやら…」
アンパイア「……メッチャ適当ですやん。」
YUIMETAL「じゃあ、解りやすいように大きな模造紙に書いて説明するとね…」
SU-METAL「その必要はないわ!」
YUIMETAL「あら、随分と早いお手洗いだこと。」
SU-METAL「あの魔球の原理なんて簡単なことよ。だってこの話はフィクションなんだもの。」
アンパイア「フィクションかぁ……便利ですねw」
SU-METAL「そう、フィクションだから何でもアリよ。」
YUIMETAL「それを言っちゃあ身も蓋もないじゃんかー。」
SU-METAL「見ててね、フィクションだから今からあの魔球をL.A.までかっ飛ばしてみせるから!」
アンパイア「!!……今なんとおっしゃいました?」
SU-METAL「だからかっ飛ばすっての……L.A.まで。」
アンパイア「エルエー?」
YUIMETAL「すぅちゃんロスのことエルエーって言うんだ?」
SU-METAL「エルエーはエルエーでしょ?ロスは失うを連想するからあまり使いたくないの。」
アンパイア「欧米か!」
YUIMETAL「しかしあのすぅちゃんがエルエーって言うようになるとはねぇ…。」
SU-METAL「さて……そろそろ時間ね。さあ来い、魔球よ!シスコまでかっ飛ばしてやる!」
YUIMETAL「おい……エルエーはどこ行った?」
実況アナ「スーメタル選手が打席に戻り、いよいよ魔球が動き出すようです!」
SU-METAL「アンパン屋さん、プレーを再開してください!」
アンパイア「……へ?」
SU-METAL「だから、プレイボーイ!ってやってくださいっての!」
アンパイア「これ始球式だからタイムとか関係ないんだけどなぁ…。」


かっ飛ばせすぅ太郎!32

実況アナ「さあ!始球式とはいえ久々にピッチャーが投げたボールをバッターが打とうとしています!」
YUIMETAL「完全にボールが見えている今のすぅちゃんなら打てるわ!」
SU-METAL「マウンド上の偽スーメタルさん、これで決着よ!」
実況アナ「あーっと!ボールが大きく変化するー!」
YUIMETAL「落ちるボール!まさかここから変化するなんて!」
SU-METAL「ふん、ちょこざいなぁ!」
実況アナ「スーメタル選手のバットが動く!」
YUIMETAL「すぅちゃんの体勢が崩されていない……イケる!」
SU-METAL「うりゃああぁぁ!」
実況アナ「さあ、落ちるボールを捉えられるかぁ!」
SU-METAL「………コツン。」
YUIMETAL「へ?………コツン?」
アンパイア「カキーンじゃなくて、コツン?」
実況アナ「なんと、バントだー!スーメタル選手、始球式なのに送りバントしました!」
SU-METAL「どうだ!……いけーっ!」
YUIMETAL「おい……」
実況アナ「バントしたボールは三塁線の絶妙なところへ!」
三塁塁審「三塁手が見送った!」
実況アナ「さあ、フェアか!ファールか!微妙なラインだ、どっちだ!」
アンパイア「…………ファール!」
三塁塁審「ああ……惜しい!」
実況アナ「えーっと、始球式に試みた送りバントはファールです!」
一塁塁審「………」
二塁塁審「………」
三塁塁審「……ファールです。」
アンパイア「………」
実況アナ「えっと………」
YUIMETAL「どうしてくれるんだよ、この空気…。」
SU-METAL「おかしいなぁ、燃えプロだったらバントでもホームランになるのに…。」
球場の全員「ああ、懐かしい!」

おしまい