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-【小石蹴り部 第9章】-

-2019年9月-

937-08日 18:03

 まだゆいの居る平行世界のお話
 すう「アメリカツアー中に、セドナのライブ入れたって、コバが言ってたわよ」
 もあ「コバの気まぐれだー、もともと日程に一週間空いていてみょーにゆとりがあるー、と思っていたけれど、これでヘビメタのツアーらしくなったわ」
 ゆい「けど、いいじゃない、セドナといったらスピ系の人々の聖地、パワースポットたくさんあるよ」
 もあ「そうね、パワーもらお」
 すう「チャンス、チャンス」
 ・・・・
 すう「‥‥と、喜んでいた私たちが甘かったわ」
 もあ「ツアーのコース、どうもセドナは離れすぎじゃないの、と思っていたけど、コースがエリア51の真上通っているのに気がつくべきだった」
 ゆい「とゆ-わけで、エリア51のジャンプルームを抜けて、今私たちが居るのは、ジャーン」
 すう「セドナの宇宙港」
 ゆい「もあ、ツッコんで」
 もあ「準惑星かよ」
 すう「まあ、メイトさんがいるなら太陽系の果てまでも」
 もあ「愛を届けなくっちゃ」
 ゆい「かわいいメタルアイドルユニットだもの」
 すう「それにしても昼間がくらいー」
 宇宙港のレストランのおおきい窓を通して、3人は青黒い空を見上げていた  昼間なのに、太陽は普通の星のようにぽつんと輝いている
 もあ「いい景色のとこはなさそうね、なんか、陰鬱」
    つづく


938-08日 18:43

 タブレットで検索していたゆいが、セドナの観光案内を読み上げる
 ゆい「ここ、セドナの首都ドナドナの人口は400万、音楽・スポーツ・格闘技等の鑑賞のための大きな会場が多く整えられており、太陽系および系外惑星からの観光客の人気も高く、エンタメの聖地として広く知られている、ですって、景色のいい名所とかはないみたい」
 もあ「ふーん、べつのことだけど、聖地ではあるんだ、どんな会場か楽しみだわ」
 すう「お料理、さっさと食べて、まずはホテルにチェックインしましょ」
 3人とも、異星の料理のなにやらわけわかめな食材のことを解明したかったが、そーするとヤバそうなので、気にせず平らげた‥‥かえるさんぐらいならへいちゃらなんだけど‥‥
 翌日、コンサート会場は数十万の異星人メイトたちで埋め尽くされていた  老若男女、国籍、星籍を問わず、プレアデス星人、アークチュルス星人、レティクル座グレイ、ドラコニアン、しかも、レプティニアンも・・・・、もう、会場はベビメタ登場前から大盛り上がり‥‥何種類の異星人が居たでしょう?、というのは、Fresh Monday のクイズへのオマージュ‥‥
 ゆい「前座を務めてくださっているグループのレプティリアンさんたちのメイク、怖すぎ、ゆい、無理かも」
 すう「さっき、話したけど、すっぴんだって言っていたわよ」
 ゆい「うそっ」
 すう「いい人そうだったけど」
 ライブが始まり、「KARATE」を歌ったあとの舞台裏でもあが思わず気持ちを呟く
    つづく


939-08日 19:20

 もあ「今日のお客さんたち、いまいちよく分からないわ、後のほうのプレアデス星人さんたち盛り上がっているけど、どせんのグレイの団体さんたち、地蔵なんだもの」
 すう「そうそう、すうのえびばでじゃーんぷに、ドラコニアンさんたちは、3mくらいジャンプしてくれている のに、グレイのひとたち微動だにしないのよー」
 ゆい「ゆい、そのわけ知ってる、グレイの御一行さんのベビメタライブツアーの添乗員さんに話聞いた」
 もあ「なんでうちらの疑問の答えを知っているひとピンポイントで知り合いなの?」
 ゆい「歩いてたらぶつかった」
 もあ「上の空かよ」
 ゆい「文明は高度なんだけど、体は退化して弱いから、ジャンプしても3mmくらいが限界なんだって、けど、めっちゃ顔笑って4mmもジャンプしてノリノリだったそうよ」
 もあ「そっ、そうなの、4mmも」
 すう「せいいっぱい、顔笑ってくれたのね」
 まあ、ベビメタの3人にとって、メイトがまさかの地蔵という‥‥実は、ノリノリだったが‥‥レアな体験でしたが、「宇宙征服」の道は、まだまだつづき、いろいろなことが起こりそう


-2018年3月-

871.872.873-05日 05:24

 もあ「温泉行こー」
 ゆい・すう「行こー、行こー」
 ゆい「じゃ、いつものことだけど、はなに連絡しないと」
 もあ「みて、てってれー、筒井筒うー」
 ゆい、すう「あー、i-ウォッチ似の亜空間連結器だー」
 すう「けど、どして、もあが持っているの?」
 もあ「いちいちめんどいし貸しといてあげるって」
 すう「そうよねー、同学年なのに呼びつけるのもねー」
 もあ「米ツアー行く前には返さないとなんだけど、温泉入りたくなるの、ツアー中なんだった」
 ゆい「そうそう」
 もあ「じゃあ、みんな、準備おけー?」
 ゆい・すう「おけー、みんなはだかだよー」
 もあ「つついづつうー、オン」
 1mぐらいの高さの空中に現われた水晶球に、3人とも慣れた様子で飛び込んだ
 ・・・・
 温泉の水面上1mに浮かぶ透明な球体から、3人がつぎつぎと現われた
 「じゃぽん、じゃぽん、ざっぱーあん」
 ゆい「ほんの短いあいだに水面に水平になって飛び込むなんて、まじすうちゃんてごいすー」
 すう「いてて、むね打った」
 もあ「一番心地いい温度になったね」
 ゆい・すう「うん」
 少し熱めだったお湯に、露天風呂の周囲に降り積もった雪を溶かし、温度を下げたのだった

 もあ「あっ、雪降ってきた、顔に当たって冷たいー」
 降り始めた雪に煙って、湖面が果てしなく続いているようにみえる
 何処とも知れぬ湖の辺にある、名も知れぬ温泉のようだ
 ゆい「ここ、何処なのかしら」 
 もあ「雪国にあって、他に誰も入っていない温泉、って筒井筒に頼んだから、どこかわからない、緯度経度表示しているけど地図検索する?」
 ゆい「いいわ、地球の何処かの雪国の湖ってわかっているだけのほうがロマンチック」
 すう「すうは、北海道の何処かと思うな」
 もあ「のぼせてのど乾いたー、とりますぐ裸になって飛び込んだから、いつもみたいにノンアルコール日本酒桶に入れて浮かべていないわ」
 3人がのどの渇きを訴えたその一瞬に、真っ白な毛並みの狐が雪の中からパッと現れた  蜜柑を一個くわえている  降りしきる雪の中を白い狐が近づいてきたため気がつかなかったのだ  蜜柑をもあの前に置いた  思わずもあはお礼を言う
 もあ「ありがとう、きつねさん」
 白狐は、雪の中に消えては、また、現れ、ゆいとすうの前にも蜜柑を置いていく
 すう「不思議ね、うちらの言葉分かったのかしら」
 ゆい「ねえ、あなたは誰?」
 ゆいは聞いても答の返ってこない問いを投げかけた
 白狐は、レッサーパンダのように立ち上がり、片方の前足を少し上に捧げ、もう片方の前足を上から振り下ろした
 3人は顔を見合わせた

 ゆい「今の、何?、ギターをかき鳴らす振りにみえたけど」
 もあ・すう「そうそう」
 ゆい・もあ・すう「まさか」
 3人は、つい先日天国に旅立ったとても仲の良かったあるギタリストのことを思い浮かべていた  きっと、その友が真っ白な狐の姿をして3人に会いに来たのだ

 今書き込んだ面白話、コウ博士の創作だよね、と読まれたみんなは思っていると思うけど、事実の部分があります
 湖は、北海道の何処かじゃなくて、フィンランドの「イナリ湖」  そして、イナリ湖には、天国に召された人の魂が狐に宿り、親しい人のもとに会いに来る、という昔話が伝わっています


869-02日 23:10

 十五の朝に、スタートして以来、めぐは、おはスタのMC兼レポーターとして、2022年の今、もうベテランの実力をみせつけています
 今朝もまた、旬な人々へのインタビューをこなしています
 めぐ「藤井九段、149連勝、おめでとうございます」
 藤井「ありがとうございます」
 めぐ「こんなに勝ち続けられる秘密をおしえてください」
 藤井「えーと、ひふみんのおかげです」

 めぐ「加山さん、東京ドームコンサート成功、おめでとうございます」
 加山「いやー、幸せだなあ」
 めぐ「こんなに若さを保って歌い続けられる秘訣を教えてください」
 加山「いやー、セサミンのおかげかなあ」

 めぐ「コウ博士、フィールズ賞受賞、おめでとうございます」
 コウ博士「39」
 めぐ「つぎつぎと優れた成果をあげられる秘密をおしえてください」
 コウ博士「もちろん、めぐみんのおかげ、おはスタのめぐみんの顔みると、研究が進みます」
 めぐ「めぐ、知ってるしってる、コウ博士父兄さんなんですよねー、他にも押しメンいることしってますけど、誰なんですかー?」
 コウ博士「じっ、実はー」
 めぐ「じつはー」
 コウ博士「ゆずみんと、つぐみん」


-2017年5月-

549-11日 12:40

UKのレッチリツアーのすこし後のお話

 すう「レッチリさんとのUKツアー楽しかったわ」
 もあ「そうそう、レッチリさんの人たちみんないい人だったし」
 ゆい「ほんと、ホッペのチャドさんなんか、すーちゃんのために、ハピバのケーキ持ってきてくれたし」
 もあ「あれ、おいしかったー」
 すう「レッチリさんとまたUSツアーも前座するし、楽しみだわ」
 ゆい「もうすこし後のホッペさんのツアーに行っていたら、ゆいかもあの生誕祭やってもらえたかも」
 もあ「そーよ、すーちゃんだけ祝ってもらうなんて不公平」
 ゆい「いーじゃないの、オファーしてもらえたことは幸せじゃない、ホッペさんにベビメタは如何に愛されているかってことよ」
 すう「わかるー」
 もあ「もあもそこはわかっている それはそうと、さっきからゆいレッチリって言うとこ をホッペっていっているけど、わけわかめなんですけど」
 すう「そうね」
 ゆい「レッチリって、レッドホットチリペッパーのレッドとチリ取ったわけね、それだと、残りのホットとペッパーが無視されて可哀そうじゃない、だから、ホットとペッパーをくっつけてあげたの」
 もあ、すう「なるほど-、ゆいって気遣いの人ね、やさしいー」
 もあ「だけれど、さりげなくゆいのほっぺ自慢していない?」
 ゆい「そっそんなあ、ひかえめの性格のゆいが、するわけ・・・・」
 すう「ないの?」
 ゆい「あっ、あります」
 もあ、すう「あるんかーい」


-2017年1月-

279-29日 15:43

 めぐ「誰えーレッスンのまえにおでん食べている子おー」
 ゆず・そよ「はーい、私たちで-す」
 めぐ「もお、おでんくさくてみんな気が散って練習できないじゃないの、食べるのならレッスンの後って、この前約束したじゃない」

 ゆず「だってえ、このあいだコウ博士がおごってくれたちくわぶ、凄く美味しくて、やみつきになってしまってー」
 そよ「大阪にも和歌山にも、ちくわぶないんですよー、ちくわぶなんて初めて食べて、もう、おいしくてー」
 めぐ「そうかあ、ちくわぶ地方にはないものね、おいしくて食べたいのは分かるけど、言ったことはかならず守ってね」
 ゆず・そよ「はーい」
 つぐ、ちくわぶ笛を吹きながら通りがかる「♪ぴろぴろろー」
 ゆず・そよ・め 「わー。つぐ、ちくわぶぶえ、上手ー」
 つぐ「ありがとー」
 ゆず「そのちくわぶ、煮る前のなまのやつ?」
 つぐ「ううん、ちがうよ、よく煮えたとろとろのだよ♪ぴろろー」
 ゆず・そよ・めぐ「ごいすー」


-2016年10月-

133-16日 17:27

 ゆい「すうちゃん、どーゆーこと、ロブさんとのコラボで『二段ロケット式スクリーム』決めるなんて、ゆい、おこ」
 すう「ゆいちゃん、何かわいいおこり顔しているの?はぐして欲しいの?はい」、はぐする
 ゆい「ちがーう、スクリームと言えば、ゆいの『寝てんじゃねー、豚野郎』に決まっているでしょ、なにしれっとスクリームの女王の座に収まっているのよ」
 すう「だってー、なんかー、すうの中のモンスターが勝手にすうが思った以上のパフォーマンスを決めてしまうのよ」
 ゆい「みとめないからね、もう」
 もあ「まあまあ二人とも、おちついて、二人のスクリーム比べして、白黒はっきりさせたらどおかしら」
 すう「いいわよ、ロブさんを打ち負かした二段スクリーム、も一度披露してあげるわ」
 ゆい「待って、あのスクリームじゃ勝てる気がしないわ、同じ土俵に乗って勝負してほしいわ、二人とも『寝てんじゃねえ、豚野郎』で決めましょう」
 すう「いいわよ」
 もあ「じゃあ、ここはギタークイーンのもあが行司を務めてあげる」
 ゆい・すう「ギタークイーンって?」
 もあ「あたしだよ、はい、二人とも土俵に乗って」
 すう「どすこいっと」
 もあ「なっなんなのよー、すうちゃん、ふんどし付けたりして」
 すう「土俵だもの」
 ゆい「どすこい」
 もあ「お前もかーい、まっいいけど、八卦良い残った、残った・・・・、すうの海、上手投げー、の勝ちー」
 ゆい「負けちった、まだ、ダンスクイーンの座は残っているからいいけど」
 もあ「ぷにぷにクイーンは?」
 ゆい「それもある」
 すう「トマトクイーンは?」
 ゆい「それも」


-【小石蹴り部 第8章】-

-2016年7月-

901-06日 18:58

「神奈川県にくま」

 すう「オーマイガッ、神奈川県にくま現るですって、あなたたち、神奈川に住でいたわね」
 ゆい「そうよー、S市ってうちらの家の近くだよ、コウ博士も今は川崎だけど、昔住んでいたことあるって言っていた」
 すう「襲われないように気を付けて」
 もあ「平気だよ、ベビメタのナウシカのもあだもの、くまさんとだってお話できるわよ」
 ゆい・すう「えっ、・・・・、それは単なる設定じゃないの」
 もあ「何言っているのよー、ワラビーさんともカエルさんともバッタさんともこころ通わせたじゃないの」
 ゆい・すう「そうそう、そんなCG作ったり、作家さんがそういう話創ったり、『我々』も設定どおり演じるのが大変」
 もあ「なによー、二人とも『我々』なんて、大人の言葉使ったりして、もあ悲しい、待っていて、くまさんと話してくる」
 ゆい「もあ、やめてー、きけんよー、現実とお話の区別つけてー」
 もあ、くまの背に乗って帰還
 もあ「♪くーまにまたがりお馬の稽古おー」
 すう「もあちゃん、お帰り、ナウシカなのは分かったけど、そのヌードにはら掛けのコスプレだけはよして、ベビメタの品位をおとさないで」
 もあ「♪はいしどうどう、はいどうどう、♪めたーたろ、めたーたろ、僕らーのヒーローさー、似合うべ」
 ゆい「ゆいは、けっこうすきかも」


-2016年6月-

864-27日 18:31

もあ「TVでずーっと『UK、EU離脱』って言っているわ」
すう「ふむ、なんか、やばいわね、UKが不景気になると、メイトさん達コンサートに来られなくなるかも」
もあ「えーっ、メイトさんたちそんなにすぐ貧乏になるの?」
すう「そうよー、不景気ってこわいのよー」
ゆい「きゃー、やめてー、ゆいは、お化けとか幽霊の話嫌いですー」
もあ「えっどうしてEU離脱がお化けと関係あるの?」
ゆい「だってえ、女子高生がベッドで寝ている自分の姿を、ベッドの傍に立ってみおろしているって話でしょ?」
もあ・すう「それは、JKの幽体離脱やないかーい」
ゆい「あれえ」


819-19日 19:09

 もあ「もあがビルボード39位になったことへの感謝のツイートに、『39』って書いたの結構受けたみたい、その後、海外メイトさんがよく使っているわね」
 すう「そうそう、海外メイトさんて、意外とおやじギャグ好きみたい」
 ゆい「そういうの、気に入ってもらえるのなら、他にもいろいろ数字のギャグあるから、海外メイトさんにおしえようよ」
 もあ「公式ツィッターにどんどん書いちゃおうよ、たとえばー、『084=おはよー』とか『4649=よろしく」は、どう?」
 すう「それいい、普通に使えるし、他には、え-と、『8888=ぱちぱちぱちぱち』は有名だし、えーと、『9630=くろさわ』」
 ゆい「『307=みれな』」
 もあ「それは活用場面が限定されすぎ」
 ゆい「じゃあ、『37○64=みな○ろし』」
 もあ「ゆいー、それだけは言っちゃあだめ、みんな思いついても悪者にならないように言わないでいたのにー」
 すう「すうは分かっていたわ、ゆいは言ってしまう子よね」
 もあ「たしかにー」
 ゆい「『69=ロック』だぜ」


779-11日 11:32

 ゆい「『KARATE』がプロレスのWWE・NXTのテーマになったって」
もあ「そうそう、ゴイスーすぎ、けどいまいちプロレス分からないわ」
ゆい「ここははなに聞こ、なんか、プロレスの団体に一枚噛んでいるみたいよ」
もあ「ところで、恥を忍んで聞くけど、WWEって何の略だっけ?」
ゆい「きゃはは、もあってりのん並みに物知らないわね、えーと、実はゆいも知らない」
もあ「どてっ」
ゆい「こういうことは英語ネイティブなすーちゃんに聞こお」
すう、通りがかる
もあ「すうちゃん、WWEって何の略?」
すう「西西東、のことだよ」 
もあ「ですよねー」
ゆい「とうぜんよねー、ゆいもそう思っていたし」
もあ「はい、西西東に決定」
コウ博士のつっこみ「西西東ってどっちの方角なのじゃ?」


-2016年5月-

660-07日 12:23

 もあ「あのさ、はじめに聞き損なって、ずっと知らないままで、今更もう聞けないことってある?」
 ゆい「あるある」
 もあ「だれにも言わないでほしいんだけどお、SSEアリーナのSSEって何の略だっけ?」
 ゆい「きゃはは、もあってば、そんなこと知らないのー、みんなに言ってやろー」
 もあ「ぜったいだめえ、はいトマジューあげるから秘密にして」
 ゆい「生トマトなら約束守れるけど」
 もあ「ゆい知ってる?知ってたら教えて」
 ゆい「実は、ゆいも知らない」
 もあ「どてっ」
 ゆい「たぶんね-、ゆいの想像では、埼玉スーパー・・・・イングランドじゃないかしら」
 もあ「うーむ、ありえる、けど、いまいち不確かだから、ここは英語がネイチブなすうちゃんに聞きましょう」
 すう、通りかかる
 もあ「あっ、すうちゃん、ウェンブリーのSSEって何の略だっけ?」
 すう「South、South、East、南南西の略だよ」
 もあ「ありがと」
 ゆい・もあ「ひそひそ、南南西だって、いちおうWikiで確認しとく?」
 ゆい「もし間違っていたら、すうちゃんのプライド傷つけるし」
 もあ「そだね、じゃあベビメタでは、SSEは南南西ということに決定、じゃ、一本じめで、お手を拝借、よーお、ぱぱぱん、ぱぱぱん、ぱぱぱぱ、ぱぱぱん」
 コウ博士のつっこみ「それはGJの337拍子やないかい、一本じめは、ぱぱぱん、ぱぱぱん、ぱぱぱん、ぱん、やがな」


-2016年4月-

527-05日 13:01

 この前の、Nylonの表紙撮影のオフショットについての噂話 :

 KobaMetalのガードのせいで、本来今回の噂話はベビメタの耳には入らないはずだった
 3人の使うPCには、分厚いフィルターが掛かっていて、ベビメタ批判の記事など絶対に読めないのだけど、実は友人経由でネットの噂ぐらい容易く手に入れているのだった

 すう「らうちゃんに会ったら、ネットで、ゆいがやせすぎなのじゃないかって噂しているっておしえてくれた、ほら、プリントアウトしたNylonのあたしたちの画像」
 もあ「ひどい、この画像加工には悪意を感じるわ」
 ゆい「わーん、ゆいの腕、こんなじゃないもん」
 ゆいは、やせ気味だけど健康そうで色白な二の腕を摩りながら言った
 もあ「もちろんよ、ゆいはうつくしい、Kobaに抗議してもらお」
 すう「まって、この画像なんだか奇妙なのよ、Nylonのひと達ベビメタを応援してくれているし、カメラマンや表紙のデザイナーがこんなに美術価値のない画像を採用するはずもないじゃない」

 すうは、手をかざし、こころを集中させて、そのメッセージを感じようとした
 すう「あっ、わかった、なんか、微かにご先祖さまの警告が感じられる」
 ゆい「わあ-、やめてー、えーっそれじゃあ、霊の写真と同じで実際のものとは違うものが写っていて、それがご先祖のメッセージなわけ?」
 「そうだと思うの、すうは神降臨するし、霊能力もあるし、巫女体質なのだってこのごろ自覚するようになったわ」
 もあ「すうちゃんゴイスー、もあの場合、ぜんぜん降臨しない、記憶もあるし、ゆいは降臨する?」 
 ゆい「しない、全部覚えているし」
 もあ「まあ、普通そうよね」
 ゆい「じゃあ、このへんで解散ね、ゆいは、おうちへ帰ります、お化けと幽霊の話はいやです」
 帰りかけたゆいにもあは声をかける
 もあ「待って、一体どおいうことなのか確かめましょう、それにはMSにしてムー民のコウ博士の意見をうかがうのが一番」
 ゆい・すう「賛成、もあ、博士にTelして」
 もあ「もいもい、コウ博士、かくかくしかじか」 
 ということで、もあから相談を受けたコウ博士は、Koba氏に、この画像が表現している警告と、正しい対応などいろいろアドバイスしたのですが、当然のことながらKoba氏には一笑にふされてしまい、ゆいの体力のことを考慮してコンサートの日程を少なくするなどということもされず、ただ、噂を消すために、3人の元気そうな動画を公開するという対応がとられただけでした

 「Nylon」の表紙は、またもや「事実と異なるものが写っている画像」になっているみたいですが、なんか、気がかり


-2016年2月-

155-18日 12:57

 すう「重力波が発見されたのですって」
 もあ「ふーん、それなーに?」
 すう「ものがうごくと、時空のひずみとなって光の速さでそれが進みます、例えば、人がうごいても重力波が発せられるの」
 もあ「あーっそれわかるう、すうちゃんて、まれに重力波発しているもん」
 ゆい「そうそう、ゆいも感じたことある、IDZのハイキック、当たっていないのに、ふっ飛びそうになったことある」
 もあ「あれ、やって」
 すう「そおかしら、じゃあ、こうかな、じゅうりょくはあー」
 ゆい「うーん、なんか、微かに感じたけど、もっと、集中してみて」
 すう「これでどお?、じゅうりょくはあー」
 もあ「あーっ、かなり感じた、もっとはげしく」
 すう「こんどこそ、かめはめはあー、どーだ」
 ゆい、もあ「わーっ、ふっ飛んだー」
 ゆい、もあ「すうちゃんの重力波予言してたなんて、やはしアインシュタインてゴイスー」


58.59-01日 15:37

すう「北大の有名な博士と言ったら」
 ゆい・もあ「クラーク博士」
 すう「そう、あの『少年よ、土地を抱け』で有名な」
 ゆい「ちがうよ、『少年よ、花を抱け』だよ」
 すう「はいはい、一回ずつボケたので、つぎに行きます、その北大のもう一人有名な博士の『雪は天からの手紙』で知られる中谷宇吉郎博士の書かれた随筆『立春の卵』というお話を読んだの」
 ゆい「すーちゃんて本が好きね」
 すう「ちなみに、博士の生誕祭はもあとぴったし99年違いの1900年7月4日よ」
 もあ「99年って、ぴったし?」
 ゆい「びみょー」
 もあ「お話、おもしろかった?」
 すう「とてもおもしろかったわ、なので、この本のタイトルに因んで、『立春に卵立て大会』を行います」
 ゆい・もあ「8888、8888、ところで、それ何?」
 すう「お若い方はご存じないかもだが、『立春には卵が立つ」、という言い伝えがあるのじゃよ」
 ゆい・もあ「高齢者かよ」
 すう「JKだけど、二人は、立春に卵が立つと思う?」
 もあ「むりむり、立てると重心が高くなって不安定になります」
 ゆい「茹でて、おしりをペケッとたたけば立つよ」
 すう「そーゆーのじゃなくて、ふつうに平面の上に卵は立ちます、この本に書いてあります」

ゆい・もあ「うそー、ありえなーい、どんな原理なのか解説して」
 すう「えーと、博士は、春が立つぐらいなら、卵が立つぐらい余裕、と仰っています」
 ゆい・もあ「すごく、非科学的、ほんと?」
 すう「うそうそ、ようするに、集中力の問題みたい、詳しくは、ここを読むこと」

 http://www.aozora.gr.jp/cards/001569/files/53208_49866.html

 ゆい・もあ「うそっぽいけどー」
 すう「とりま、やってみましょ」
 ゆい・もあ・すう「しゅうちゅー、うむむ、のあー、だあー」
 驚いたことに、3人は十分ほどで、容易く立ててしまいました
 ゆい・もあ「意外とやさしかった」
 すう「しゅうちゅうりょくなら、まっかせなさーい」
 もあ「もっとむずかしいことしてみよ、ほら、両手で二個立てた」
 ゆい「鶏の卵の上に、ウズラの卵立てたわ」
 すう「エミュの卵の上に鶏の卵立てて、その上に、ウズラの卵立てた」
 ゆい・もあ「8888、8888」
 すう「じゃあ、来年の卵立て大会にまた、しーゆー」
 もあ「あのエミュの卵、どうやって、手に入れたのかしら」
 ゆい「もらって、おおきなオムライス作りたかった」
 もあ「おいしそ」


-2016年1月-

37-28日 12:55

コウ博士「こんにちはー、スーガクの個人レッスンDeath」
 ゆい・もあ・すう「わー、コウ博士え、どうしたんですかあ」
 コウ博士「君たち、ベビメタの活動で、学校に行くのもままならないだろうと思って、おしえに来てあげたのじゃよ、『チュートリアル・Tuesday』というわけじゃよ」
 すう「どーも、あざますう」
 もあ「学んでMondayの○○リだー」
 コウ博士「オマージュと言ってくれたまい」
 もあ「今、Wednesdayなんですけどお」
 コウ博士「これ、思いついたの、火曜じゃったんじゃ」
 ゆい「じゃよって、博士みたい」
 コウ博士「本日のチュートリアルは、日本文化の中のスーガクの一例として、「畳の敷き方」の問題を学びMath」
 もあ「えー、畳の敷き方にスーガクってあるんですか?」
 コウ博士「もちろんじゃ、四は縁起がよくないので、ある点に集まる畳の数は3以下という規則のもとに敷かなければならない、そのために結構むるかしくなるのじゃよ」
     「さて問題じゃ、四畳半に畳を敷くには、真中に半畳をおいて、卍のように並べていく普通の方法のほかに、もう一つ、半畳を端においた敷き方がある、それを図に描きなさい、また、六畳間、十畳間の普通の方法以外の敷き方を描きなさい、そして、かなりむるかしーが、十二畳半の二通りの敷き方を描きなさい」
    「宿題にしておくから、来週の火曜までにしておくこと、しーゆー」


-【小石蹴り部 第7章】-

-2016年1月-

948-09日 11:31

 ゆい「わたし達って、例えば飲み物でも、無意識の内に、さくら学院とかベビメタに因んだものを飲んでしまっていないかしら」
 もあ「それ、あるある」
 ゆい「ゆいは、マウントレーニアのカフェラッテ飲んでいるよ、さくら学園がよくコンサートするプレジャー・プレジャー・ホールに因んでだけど」
 すう「すうは、大阪の飲料メーカーSのすずか山麓の炭酸水飲んでいるよ」
 もあ「すうちゃんてば、ナルシスト」
 ゆい「ねえ、もあは何飲んでいるの?」
 もあ「もちろん、ザ・One Cup 大関だよ」
 ゆい・すう「あー、JKがお酒飲んじゃあいけないよお」
 もあ「うそうそ、パパが飲んでいるのを舐めさせてもらったの」
 ゆい・すう「あー、JKがいほー行為してまーす」
 もあ「うそうそ、匂い嗅いだだけ」
 ゆい・すう「ここにいるJK、たいほしてくださーい」
 もあ「わーん、二人とも厳しー」


-2015年11月-

456-09日 16:29

 もあはこんな風に考えていました
 ‥‥「もあがインタビューで神が降臨していると答えるのは、プロフェショナルとしてベビメタの設定に沿ったトークを返すのはとうぜんだけど、ゆいが『神降臨しているから覚えていない』と答えていたのには、本当、おどろきだわ、ゆいなら、つい本音を答えてしまって設定をぶち壊す、というのが父兄さん、じゃなくて、メイトさんたちの楽しみなのに、そうだ、聞いてみよう」

 もあ「ねえ、ゆいもついにベビメタの設定どおりのトークをするようになったけど、それは、チームベビメタの一員として任務を遂行する覚悟ができたっていうこと?まあ、今頃じゃあ遅すぎなんだけど」
 ゆい「えっ何?そのヘヴィーな問いかけ、任務って、あれは、ただ、ケリ-・キングさんの坊主ヘドバンがかっこよくて、それを見習ってゆいもベビーメタルのユイメタルに成りきろうと思う、と言うのが面倒なので一言『神降臨しています』って言ったのよ」
 もあ「そゆことか、今までどおり上の空の路線で行くわけね」
 ゆい「・・・・」
 もあ「もう、うわのそらか」

 すうはこんな風に考えていました
 ‥‥「KOBAMETALを通してじゃなくて、直にきつね様のお告げを聞きたいものだわ、そうだ、巫女さんのように祝詞を挙げてまじ神降臨してもらおうっと」

 すう「高天原におわします大神様、なにとぞきつね様が降りられますよう、天の斑駒の耳振り立てて聞し召せと願うことの由、御願い立祭りますう」
 もあ「すうちゃんは、まじに、祝詞挙げているし」

 もあは、想います
 ‥‥「森先生が言っていたように、今もなお、もあがチームベビメタの全てを背負いこんでいるのよ、ああ、つらいわ、けど、顔笑らなくちゃ」


-2015年10月-

241-16日 11:55

ベビメタの3人は、海外のファンサイトのアーカイブで、Logirlの数学クイズの回をみていました
 ゆい「あっそうか、かえるの子はオタマジャクシだね、こいつあ一本取られたわい」
 もあ「おやじか」
 すう「じゃあ、すうの作ったクイズ答えて」
 ゆい・もあ「いいよ」
 すう「いま、器の中に、太いうどんが3本と、細いうどんが2本が入っています、もんだい、さて、子供のうどんは何本か?」
 ゆい・もあ「あーっ、Logirlのパクリ」
 すう「パクリじゃなくて、オマージュよ」
 もあ「やっぱ、細いうどんが子供かなあ?うどん子?」
 ゆい「うどん粉はお好みやんか」
 もあ「えーと、わかったー、細い麺類は素麺だから、うどんの子供は素麺、細いうどんは細くてもうどんだから子供じゃない」
 ゆい「オタマジャクシが育ってかえるになるように、素麺が育ってうどんになるんだべ」
 もあ「そうそう、だから、子供のうどんは0本」
 すう「せいかーい」
 ゆい「ほんと、なんとか冷や麦まで育てるのが大変なのよね、冷や麦になればあと、うどんまではすぐね」
 もあ「そうそう」

 JKの会話って、まれに、わけわかめになります
 うどんの太さの麺を、のばして細くして冷や麦にし、さらにのばして細くしてついに素麺の太さになる、という経過を逆に、しかも、麺自らが辿ると、いう幻想文学
 というか、例えを、ぶりの子がわかし、という生物の範囲内に収めておけばよいものを、無生物まで広げてしまったコウ博士がいけない
 さーせん、もうしません、T_T


-【小石蹴り部 第6章】-

-2015年9月-

992-21日 16:06

もあ「何読んでいるの?」
 すう「『ムー』の記事、南極探検隊JC隊員の莉音さんと颯良さんが、未知の生物を発見した、と書いてある」
 もあ「えーあの二人、ついにやらかしたかー」
 すう「もあってば、言葉が違うわ、そこは、やっちまったかー、と言うべきよ」
 ゆい「なにゆーてんのー二人とも、もっとリスペクトして、ついに偉業を成し遂げたーとゆわなあかんやんか」
 もあ「そんで、どないな生物なん?、詳しゅー説明してくれへん」
 すう「えーけど、なんでうちら大阪弁でしゃべってんの?」
 もあ「ゆいがしゃべるさかい、ついうつってしもて、ゆいはこないだの大阪公演以来標準語にもどらへんの」
 すう「しゃーないから、ゆいに合わそ」
 もあ「そやね」
 ゆい「おーきに」
 すう「えーと、二人が発見した生物は、一見ペングインのようであるが、ペングインが二本足で歩くのに対し、その生物は、四足歩行し、トットッと二拍子のフォックストロットですすむ、急ぐ場合は、馬のようにギャロップで駈ける、また、退化し泳ぐのに適した形になった翼は胴体の上部についており、もともとは、6本足の生物から進化したと考えられる、と書いてある」
 もあ「えー、ありえへーん」
 ゆい「もう、地球の生物とちゃうんちゃう?」
 もあ「ちゃうちゃう」
 ゆい「チャウチャウちゃう?」
 もあ「チャウチャウちゃうよ、今、チャウチャウの話してへんし」
 ゆい「えろ、すんまへん」
 すう「なお、学名は、『ゲリラゴウン』となる予定」
 ゆい・もあ「かっこええわあ」







904-13日 17:31

 もあ「うちらももう海外生活には慣れたけど、たまに日本の生活が恋しくなるわね」
 すう「そうそう、あたしたちって、ほんと、コスモポリタンよね」
 ゆい「まれにナポリタンになるけど」
 もあ「あっ、ナポリタン、食べたーい」
 すう「日本食って、美味しいの、どこでも食べられるけど、ナポリタンは無いのよね」
 ゆい「そういう日本の生活の何気ない小さな欠片に飢えるのよね」
 もあ「そうそう、外国には日本の風情がないわ」
 すう「花火大会、かき氷、焼そば、七夕祭り、たこ焼、虫の音、あっ蛍みたい」
 ゆい「みたい、みたい」
 もあ「たやすいよ」
 というわけで、ベビメタの3人と、はな、かのは、ニューギニアのとある川の畔に並んで腰かけて、日が暮れて蛍が光を放つのを待っているのでした
 場面がつながっていない、と思う君への解説
 以前二回くらい書いたけど、はながコウ博士から貰った「ウエアラブル亜空間多重接続機・筒井筒」を使ってドイツまで来てと、もあがはなにTELして、はなんちに遊びに来ていたかのを連れて3人が泊まっているホテルにやって来て、そこから再び筒井筒を用い、5人は昼のドイツから時差が8時間進むニューギニアに、各自虫除けスプレーとおりたたみ椅子を持って蛍をみに来たのだった
 辺りが暗くなると、其々の枝には蛍たちがLEDのように光り始めた


905-13日 14:25

 ゆい「わーい、クリスマスー」
 もあ「今8月やー」
 すう「わーい、青色LED」
 もあ「黄色じゃー」
 やがて蛍たちは各集団ごとにシンクロしはじめ、さらに、木全体が一斉にぱっぱっと光を放つようになった
 はな「すごい、ベビメタの舞台みたいになっている」
 かの「こっちの木が、ぱっぱっぱっぱっ、と光って、あっちの木が、んぱんぱんぱんぱ、と後打ちになっていて、スカだ」
 すう「これ、ターンタ、タンタン、ツッタンンタン、だから、サンバだね」
 ゆい「こっちの、パッパッ、パパパッ、パパパパ、ンパパ、だから、4の歌」
 もあ「こっちの、ダダダ、ダダダ、ダン、ベビメタルDeath!!になっている」
 かの「すごいなあ、蛍さんの世界までベビメタ知れ渡っているね」
 もあ「そう、そう」

 ゆい、もあ、すうは、ドイツの滞在ホテルに帰り、はな、かのは、日本に帰った後の3人の会話
 ゆい「蛍みれたけど、日本の風情じゃなかったね」
 もあ「まあ、綺麗だったから、よかった」
 すう「やはし、日本の蛍はきれいだわ、乳偽似亜って東北地方だったかしら」
 もあ「うん、まあ、だいたいその辺」
 ゆい「おいおい」


-2015年8月-

754-31日 13:50

コウ博士は、またまた、だおさんちに遊びに来ていました

 「だっ、だおさん」
 「なに?目つきがこわいで」
 「僕たちも痴話喧嘩しましょう」
 「あっ、あかん、わし人妻やさかい」
 「じゃあ、千葉喧嘩は」
 「岡山県人やし」
 「じゃあ、チワワ喧嘩」
 「わん」「わわわん」「きゃん」「わんわわ、わんわん」「っわんわん」
 「ぜーぜー、だおさん疲れます」
 「そやなーコンセプトがいまいち分からん」
 「ちわー、けんかやでーす、まいど」
 「あ、けんか屋さんですよ」
 「おんどれーなんかしてけつかる、ケツアルコアトル、わしを楽園コイケ部のだおと知って喧嘩売っとんのかぁ、われぃ、いてこましたろか、われぃ、いちびっとったらあかんぞ、われぃ、耳から手ぇいれて、奥歯がたがたゆわしたろかぁ」
 「だおさんの河内弁怖すぎます。おにーさん、びびりまくってスクーターで帰って行かはりましたね」
 「気の毒なことしたなー、喧嘩屋さんやのうて単なる‥‥」
 「ケンタ屋さんでしたねー」
 「雄鶏の唐揚げ売りに来ただけかいな」
 「あっ、せやから、『おんどりぇーなんかしてけつかる』ですか?」 


581.582-16日 17:42

MIKO「はい、ありがとうございましたー、次の方、エントリーナンバー2のかのさん、どーぞ」
 かの「かのでーす」
 かの・ピスタ「よろしくおねがいしまーす」
 かの「本日は、かのの一番好きな食べ物を発表しまっす」、白め
 ピスタチオ「ようやく聞けるのですね、お願いいたしまっす」、白め
 かの「一番好きな食べ物は」
 ピスタチオ「どぅるるるるるるるる、ばん!」
 かの「くだものです!」、白め
 ピスタチオ「なんの、くだものの種類を教えてください」
 かの「くだもの全部です!」
 MIKO「はい、ありがとうございましたー、次の方、エントリーナンバー3のQUEQUE-METALさん、どーぞ」

 QUIQUE-METAL「本日は、一番好きな音楽のジャンルを発表しまっす」
 ピスタチオ「どぅるるるるるるるる、ばん!」
 QUIQUE-METAL「音楽です!」
 ピスタチオ「なんの、ジャンル名を教えてください」
 QUIQUE-METAL「音楽、全部です!」

MIKO「ただいま、審査中でーす」
 審査員達「なんの、あーだこーだ、ゆいの白めがかわいい、3人とも『全部』とか言って勝ちにいきすぎ、あいまいにもほどがありすぎ、そーだそーだ、がやがやがや、‥‥」
 MIKO「みなさん、候補一名をどーぞ、MIKOはQUIQUE-METALさん」
 もあ「ゆい」
 コウ博士「かのさん」
 MIKO「意見が分かれましたので、あと、すうちゃんの一票で決まりです」
 すう「音楽全部って、一番あいまいと思う、すう、QUIQUE-METALさんに一票です」
 MIKO「優勝は、QUIQUE-METALさんです、トロフィーを差し上げます、はい、おめでとうございます」
 QUIQUE-METAL「なんの」
        ※ 「優勝とろふぃー」とだけ書いてあって、「なんの」大会か分かりませんでした
 

498.499-07日 11:27

ほんの少し平行世界のお話

 「MOA姫、プールでイルカたちとなにをなさっているのですか?」 
 「あっ、王室お抱えの魔術師兼スーガク者のコウちゃん。あ~れ~、『イルカに乗られた少女』、なんちって」 
 「お、お戯れを。まじめに機を織っていただかないと。王室支持率も下がっております」 
 「やだ、もっとクリエイティブなことしたい。あたしは、メタラーになる」 
 「メタルだけはおやめください」 
 「ところで、このイルカ誰のプレゼントか分かる?」 
 「はて?」               
 「ヒントで当てれば、一頭あげる」 
 「うーむ、アルタイル国のミネワキ王子」 
 「答え合っているけど、まだ何もヒント言っとらんわーい」  
 「わかりますがな。こんな高価なプレゼントをするひとは他におりませぬ。あ、そうだ、MOA姫さま、あのように全銀河に向かって変顔比べをネット配信してはヴェガ国の恥でございます。この次は私の考案した量子暗号で暗号化して姫様ファンだけに配信なさいませ」 

「漁師、アンコウ……、アンコウの解体と暗号の解読はちっと似ている」 
 「何かおっしゃいました?」 
 「うんにゃ、あんでもねーだよ、夕飯はアンコウ鍋じゃ~」 
 「姫さま、イルカのコントがまだ終わっていないよーな」 
 「おお、そうじゃ、こっちのイルカの名前がアル太君」 
 「TVスタジオのような名ですな」 
 「そんで、こちらがラキ太君」 
 「変な名前」 
 「さて、問題は何でしょう?」 
 「ええっ、問題を当てるんですか?えーと、この二頭のイルカはどこから来たか、です。答えはアルタイル」 
 「ぱちぱちぱち。さすが、銀河一の魔術師兼スーガク者兼ダジャレ者」 
 「ではオチを二人で、せーの」 
 「アル太イルカ、ラキ太イルカ」                  

※「アルタイルから来たイルカ」はマーガレット・セント・クレアのSF


-2015年7月-

406.407-31日 13:53

 少しだけ未来のお話

 コウ博士はTIFに来ているのでした
 ホンダのユニ・キャブが貸しだされていて、コウ博士は、それに乗ってすいすいと会場内を好きなように移動できるのでした
 ベビメタが先頭に立って、障碍者にもやさしいコンサートを開催しているので、他のフェスなども見習ってきているのだった
 ステージがいくつかあるので、それらのあいだを移動するアイドルさんたちに会える可能性がある、この近い距離感を味わえるのが、TIFの楽しみの一つ
 なんて思っていると、あっ、さくら学院の生徒たちの集団が来た
 「きゃー、コウ博士ぇー」、皆が手を振ってくれた
 やばし、楽園の活動が知られている、とゆーか、やばくない、むしろ希望していたことだ
 「○○○ステージで、つぎパフォーマンスしますから、来てくださいねー」
 「うん、いくいく」とだけ答えた、すごくあがっていた
 「イェーイ」
 生徒たちは、つぎつぎとハイタッチしていった
 夢だろうか、いや現実だ、つらい人生だったけど、全てはこの日のための前ふりだったのか、涙がこぼれていた

ゆめごこちでユニキャブを操作していると、物販のコーナーに来た
 いろいろなグッズが並んでいる、もちろんさくら学院のもある
 「半額セールですー、どーぞ、お買い上げくださーい」、しらさきさんが声を枯らしている
 山積みになっているパッケージをみると、「めぐしゅう」と書いてある、販売者は、せきじゅうじ社となっている、おお、ブランド製品だ
 しかし、違法ではないのか、JCの香りのする香水等を、こんなに堂々と売っていていーのか
 疑問を持ちつつ、いろいろな他のグッズに隠して買ってしまう
 早速包みを開いて説明書きを読むと、ありっ、めの疲労に効果抜群の薬用「めぐしゅり」と書いてある、「う」じゃなくて「り」の読み間違いだった
 あのさー、めぐしゅりって、滑舌悪いんじゃないのー、販売元もせきじゅしとなっている、ばったもんかい

 ひっ、ひどい、これは
 「さぎだー」、とおもわず叫んだ
 「はーい、咲希でーす」
 「はーい、沙樹でーす」
 と、二人のさきさんが、遠くで手を振ってくれた
 コウ博士も、ふり返す
 なんだか幸せ、さっきまでなんかおこっていた気がするけど、何だっけ
 コウ博士は、さくら学院生徒たちのパフォーマンスをみて聞いて、本当にもう癒されたのでした


-【小石蹴り部 第5章】-

-2015年7月-

996.997-03日 14:07

すう「では、夏恒例のすうの『本当は怖くない怪談話』を行いまーす」
 ももこ・まあや・かの「きゃー、すうちゃん、ぱちぱちぱち」
 すう「あっ、さくら学院の皆様、いらっしゃいませー」
 ももこ・まあや・かの「イエーイ!!!!」
 もあ「うるさーい、みんな、静かに聞いてね」
 ゆい「てゆーか、そんな恒例って、あった?ゆい、始めてなんですけどお、そもそも、怪談聞きたくないですぅ、もあー」、ともあに抱きつく
 もあ「おーよしよし、抱いててあげるから、落ち着いて聞こうね」
 すう「持ちネタいろいろあるのだけど、みんな、どれ聞きたい?リクエスト受け付けます、えーと、『蛸の亡霊』、『落ちていた指』、『猫の死体の庭』、『噛んで血ぃ抜いて入れ替える話し』、『恐怖の遺影』」
 かの「『噛んで血ぃ抜いて入れ替える話し』がいい」
 ゆい「いやー、こわーい、それだけはやめて、怖すぎー、他のにしてー」
 ももこ「じゃあ、『蛸の亡霊』」
 ゆい「いやー、こわーい、それだけはやめて、亡霊だけはダメー」、ともあに抱きつく
 もあ「おーよしよし」
 まあや「じゃあ『恐怖の遺影』」
 すう「はい、それにします」
 ももこ・まあや・かの「イエーイ、イエーイ!!!!」
 もあ「うるさいよー」

 すう「ある日、ゆいは小さい頃のアルバムをみていました、そこには、お祖母さまの遺影もありました、その写真には、この世のものではない‥‥」
 ももこ・まあや・かの「きゃー、きゃー、わー、わー、怖いー、ぎゃー、すうさん男まえー、きゃー」
 もあ「うるさいよー、うーるーさーすぎ」
 すう「‥‥の遺影、でした。はい、今年の「本当は怖くない怪談話」聞いてくださって、ありがとうございました」
 もあ「ももこ・まあや・かのがうるさすぎて、オチの部分が聞こえなかった、もお、ぜんぜん面白くなかった、ねえ、ゆい」
 ゆい「ゆいは、怖いところも聞こえなくて、よかった」

-2015年6月-

722-15日 10:39

「コウちゃん、ねこまんま食べる?」 
 「地味ですねー。まあ、おにぎりでもおかかは美味しいですし」 
 「もすこししたらおいしもん上げられるよ」 
 「ふーん。なにか、前ふりのよーな小道具がいろいろありますねー」 
 「えっ、なんもないよ」 
 「あの天井に張りついているのと、水槽の中でガラスにくっついているのと、この二本の拍子木のような物体はなに?」 
 「ムササビと小判ザメとかつお節」 
 「あの習字は?」 
 「『っかぶり』と『借りてきた』」 

 「ピンポーン、ヤマネコトヤマの卓球便です」 
 「待ってましたー」 
 「前ふりどうり」 
 「こんちはー、ミケネコタマの肉球便です」 
 「まいど、イリオモテヤマネコウチナワの琉球便でーす」 
 「ウミネコナマコの蛸便でーす」 
 「プッシーキャットのガーター便でーす」 

 「ぞくぞく届きましたよ。クラーケンの塩辛と、イッシーの孫か。小さいけどイッシーのひらきの陰干しですねー。あと、オボゴボとツチノコとモヘーレ・ムベンベの蒲焼きセット。クラゲウニクリウニ、これなんですか?」 
 「あゆも間違えたという幻の、いががムラサキウニの棘くりそつで橙色の身もウニに似たウニクリという名の栗が生駒山の山中に群生しておってな」 

「あゆの間違えたのウニとちがいます?」 
 「それで、そのウニクリにくりそつの姿をした伝説のウニクリウニという名の雲丹が慶良間の海底に棲息しとるんや」 
 「ややこしー話ですねー。ウニに似たクリに似たウニですね。結局、ウニに似たウニか、合っているような気がします」 
 「そのウニクリウニで和えたクラゲやね」 
 「クラゲは普通のですか?」 
 「うん」 
 「キクラゲクラゲとかゆーてたら話終わらなくなりますもんね」 
 「もう、スペースないで、急ご」 
 「はいはい」 

 「あとは、ネッシーのヒレ。でかいですねー、四畳半ぐらいありますよ。畳表みたいな肌触りですね、これ貰って帰って部屋に敷いて良いですか?」 
 「はいよ、スープにするぶん1000平方cmおいといて」 
 「こんな大きなヒレが安く輸入されると、市場原理でフカヒレが安くなりますね」 
 「ネッシー安くサメ安し、やろ」 
 「ところでだおさん、なんでお中元、未確認動物ばかりなんでしょう?」 
 「みんなにうまいもん送っててゆうといたから」 
 「あっ、せやからUMAいもん、ですか」

-2015年5月-

417.418.419-29日 12:42

「ゆい、起きて、時間がないわよ」
 まだ微睡んでいるゆいと、ベッドのゆいを覗きこんでいる先生の、眼が合った
 「あ、先生」
 実物と寸分違わない3Dホログラムなのだが、ゆいの膝と先生の腕が交差してしまっていて、それが幻とわかる
 「ベッドルームまで来て起こさないでください」
 ゆいは焦って毛布で体を隠した、ゆいの寝方はマリリン・モンロー方式なのだ
 「コンサート開演一時間前よ、いそいでね」
 「はーい」
 公演は名古屋である、そして今ゆいは神奈川の自宅にいる、しかし、ゆいにも先生にも全く危機感が感じられない
 2015年の感覚から判断をすれば、飛行機に乗っても、もう、絶対に間に合わない、が、いまは、2050年なのだ
 「クーちゃん、モイモイ、名古屋行くよー、手伝って―」
 「はい、ゆいさま、ハブラシ」、クーがホバリングして持ってきた
 「うん」、ブイーン、歯を磨くゆい
 ゆいは、ささっとメイクを済ませ、ベビメタのコスチュームを付けながら、モイモイに弁当作りを指示する、彼は優秀な知能ロボットPepper Ver.19だ
 「食べる時間ないし、お弁当作ってね、トマトとキューリのサラダとオムライスよ」
 「はーい、ゆいさん、もうできてます」
 優れたロボットはテレパシーが使えるのか、とゆうか、同じメニューを指示される確率がかなり高いのだ
 ここまでで、20分経過

「リュウセイ、リニアの駅までおおいそぎ、モイモイ、お留守番お願い、行ってきまーす、クーちゃん、行こ」
 門の前ですでに待ち構えていた流星号は、ガルウィングを開き、ゆいはひらりと飛び乗り、お弁当を抱えたクーちゃんも続く
 ダイアモンド型に配置された4輪全てを駆動し、流星はスピードを上げる
 程なく川崎ICから高速に乗り、流星は側面の車輪2個を上げ、2輪走行になり、フライホールに貯めていたエネルギーも加えて一気に加速した
 グオオーン、速度は300km/hに達し、そこから相模原ICまで僅か1分だった
 リニア相模原駅に流星が滑りこみ、ゆいとクーは、顔認証で改札を駆け抜け、今まさにホームに入った名古屋行リニアに乗り込み、席に着いた
 ここまでで31分経過
 すぐにリニアは加速を始めた。振動もなく、音もしない、加速度も流星に比べたらずっと穏やかなので、スピードをあげている感覚が全くない、が、速度計は既に900km/hを示している
 「名古屋には20分でついてしまうから、いそいでお弁当食べなくちゃ」
 ゆいは、モイモイお手製のお弁当を開けた
 「うーん、絶妙なケチャップの濃さと、とろっとろのタマゴ」
 ゆいは不思議に思った、ロボットにどうしてそんなに繊細な味覚があるのかしら
 決して自分は食べることのない料理を作ることは楽しいのかしら

「クーちゃん、いま、楽しい?」
 「はい、ゆいさまといられて楽しいです」
 ロボットがこう答えたからと言って、何も分かったことにはならないけど、ゆいにはクーちゃんが楽しそうに思えた
 二十数年もいっしょに暮していて、いまさら何なのだろうか
 意識についての哲学的思索をしつつ、ゆいはお弁当を平らげた
 リニアが名古屋駅に滑り込む
 「いそいで、クーちゃん」
 ゆいは、ホームに並んでいる幾つかのPRTの入口からライブ会場行のを選び、ぴょんと飛び乗った
 クーもホバリングでつづく
 PRTはすぐに地下4階の深さまで降下して、横方向に加速し、引き揚げ浮遊方式のリニア線路を400km/hで会場へ向かう
 コンサート会場につくのに、自宅から僅か55分だった

 「いくら35年続けて慣れていても、リハ必要よ」、もあがたしなめた
 「ごめん、二度と寝坊しない」
 「♪いーちごの夜はー」、すうが歌う
 3人はサバ読み過ぎているかなあと、少しだけ感じている
 ※ PRT‥‥パーソナルラピッドトランジットの略、無人走行数人乗り車両


252.253-22日 11:32
 一日おき、3連続のライブを終えて、ベビメタの3人は、早い夕食の後ベッドに倒れこんだ
 ボローニャの3つ星ホテルだった
 あまりにも早く寝すぎたために、ゆいは変な時間に目が覚めた、3時だった
 起き上がると、もあも眠そうに瞼を開く
 「もあ、起きた?、疲れて昨日すぐ寝たもんね」
 「うん」
 「だいたい、3連続ワンマンライブなんて、無茶な日程よね」
 「ほんとー、武道館の頃みたいに、若くないんだからさー」、もあもうなづく
 「あたしたち、ほとんどダンサーというよりアスリートだよね、筋肉痛酷いわ」
 「ほんとに、あっそうだ、ここ高級ホテルで屋上に24時間ジャグジーがあるじゃん、すーちゃんも誘って、入りにいこうよ」
 「いこいこ、朝風呂だね」、ゆいも賛成する

 二人は、隣の部屋のすうにTelして、合流し屋上に向かった
 「すうちゃん、先生には言ってきた?」、もあが聞いた
 「寝てたから、いってないよ」
 「きちんと言っておかないとだめだよ、もし、屋上でUFOに浚われたらうちら行方不明になるじゃん」
 「だけど、もしUFOに誘拐されたら、先生に言っておいてもどーにもならないよ」、ゆいは反論する 
 「そだね、じゃいいか」
 なんとなく論理がおかしい気がしたが、3人ともまだ頭が目覚めていなかった
 水着など持っているわけもないので、3人は、ジャパニーズスタイルで浴槽に入った
 水中の淡い照明で、3人のからだがシルエットになっている
 見上げると、快晴かつ空気も澄んでいて、満天の星空だった
 「きれいだね、星たち」、と、すう
 「疲れが取れるー」、ゆいがのびをする
 「3つ星、おねだり大作戦して正解だったね」、と、もあ
 「ノンアルコール日本酒入れたおけ、浮かべたいわ」
 「そうそう」
 「いかげそも」
 「きれいな星空だけど、すうの知っている唯一のオリオンの三ツ星がみつからない」
 「いまは初夏だけど、夜明け前だから、もう秋の星座が東の空に昇ってきているのよ、だけど、冬の星座のオリオンはいくらなんでも無理」、星に詳しいゆいが解説する
 「そうかー、秋の星たちおしえて」
 「あの、もやっとしたのが、アンドロメダ大星雲」
 「おー」、と、もあとすう
 「こっちの4角が、ペガサスの4辺形」
 「ちゅっ」、と、もあがゆいにキスした
 「なによー、とーとつにー」
 「ついペガサシた、じゃなくて、マガサシた」
 「すうも、ペガサソおっと、ちゅっ」
 「もお、二人とも、わけわかめ」


 コウ博士の一句
 「ペガサスよと 指さす君に 魔が差した」

96-15日 13:50

ゆい「みれなちゃんの座右の銘って『No Rain No Rainbow』なんだって」
もあ「やはし、かっこいいところすうちゃんに持っていかれたわね」
ゆい「あたしたちの持ち歌は、いまいち座右の銘になりにくいのよね」
もあ「・・・・なければ、・・・・ない、という風にかえようか」
ゆい「それ、いいと思う」
もあ「じゃあ、『おねだりしないと、可愛くない』と、『4がなければ、8がない』にしましょう」
ゆい「これで、きっと誰かが座右の銘にしてくれるわ」

いまいちだなー

98-15日 14:25

もあ「父兄さんたち、やはし逮捕されるのかなあ」
すう「何穏やかじゃないこと言っているの?」
もあ「TVで、JKに折り紙をさせるのみせるお店のひとが逮捕されたって言ってたし、父兄さんもLogirlでJCの折り紙は、もう二回ぐらいみてるよ」
すう「それは、むしろLogirlのスタッフさんが逮捕ということになるのじゃない?」
もあ「そういうの困るんですけどお、さくら学院の生徒たちのこと知る情報源なんですけどお」
すう「大丈夫、あのお店はJKにもっといけないことさせたから逮捕されたんだよ、Logirlのひとは違法じゃないからOKだよ」
もあ「いけないことって?」
すう「お子様に解説するのははばかられるわー、あと2年ぐらいたてば、おしえてあげる」
もあ「すうちゃんてば、大人ぶっているー」
ゆい「お店の娘たち、うちらみたいに、ふあふあのフレアパンツ履けばよかったのに」
もあ「そうそう」
すう「おまえたちー、知っとるんかーい」


-2015年5月-

652.653-01日 16:30

「ふきたてゆいと、源氏香」

 ゆい「ゲストのさきとひなたにも参加してもらって、『みんなの匂いのついたミニタオルの香りを聞いての源氏香』を開催しまーす、お香を嗅ぐことを聞くと言います」
 もあ・すう・さき・ひなた「ぱちぱちぱち」
 ゆい「では、みなさま、各々5枚のタオルで自分の顔とか首筋とか拭いてください、マジポンコツ管理人さんに検閲されるようなとこ、拭かないように」
 さき「どこお?、足の裏とか」
 ひなた「わかった、耳の穴」
 ゆい「はい、タオル全部集めて、まぜまぜして、5枚を選びます、みんな順番に香りを聞いて、源氏香の図のどれに相当するか、判断して紙に記してください 」
 すう「不必要な残りのタオル20枚は、どーするのですか?」
 ゆい「お洗濯して、しまいます」
 もあ「わー、もったいない、20枚のうち、運が良ければ、5枚は『ゆいの拭きたてミニタオル』かもじゃないですか」
 すう「すうたちに、一枚百円で買い取らせて、もあ、十枚ずつ山分けしましょう」

もあ「とてもいい考え、ところでどうやって分けるの、というか、早いもん勝ちじゃあ」
 すう「させるかあ、すうハイキックう」
 もあ「ジャンピング、もあヒールアタックう」
 もあ・すう「ぼこっ、えふっ、はははっ、どこっ」
 ゆい「ヘンタイフェチ美少女二人の醜い争いは放っておいて、源氏香続けましょう」
 さき「さきは、賢木だと思うな」
 ゆい「ゆいは、若紫、では、ひなたちゃん、判定してください」
 ひなた「もあ、もあ、ゆい、ゆい、さき、の香りだから、若紫が正解です」
 さき「えー、もあ、もあ、ゆい、ゆい、ゆい、と思った、さきとゆいの匂い、似ているね」
 ゆい「ところで、ヘンタイさんたちは、どーしたかしら」
 もあ・すう「ぜーぜー、十枚ずつ分けたけど、汗かいちまった、ふー」
 ひなた「二人とも汗だくじゃん、早く拭けば 」
 もあ・すう「そだね」、二人は、つい無意識に戦利品のタオルで顔を拭いてしまった
 もあ「 あー、いけなーい、せっかくの『拭きたてゆいタオル』が単なる『拭きたてもあタオル』と」
 すう「『拭きたてすうタオル』になったあ」
 もあ・すう「わーん」
 さき「可哀そう」

 コウ博士としては、「拭きたてもあタオル」も、「拭きたてすうタオルも、十分価値があると思えます

-2015年4月-

440-25日 19:13

ゆい「ひまだしー」
 もあ「メヒコ公演までは日にちあるしー」
 ゆい「『DJお葉書コーナー定型小話』ごっこしよお」
 もあ「もしかして、まるごと、メロスピさんぱくり?」
 ゆい「そーとも言う」
 もあ「では、9,03市じゃなくて、ほぼ9らしき市の、だおさんのお葉書『みなさんは、どんな藻類がお好きですか』」
 ゆい「ゆいは、ユイグレナ、抹茶味で美味しいのだって」
 もあ「ユーグレナね、もあは、ワカメ、海中で揺れているのをみると、他人とは思えなくて」
 さき「もあってば、ワケワカメ」
 りのん「三日月藻」
 ゆい「すーちゃんは?」
 すう「アイスクリー藻」
 もあ「それ、藻じゃないよ」
 すう「ツッコミ受け付けません、では、『Iine』、お聞きください」
 曲がかかっているあいだの3人の会話
 ゆい「いま、さきとりのんの声しなかった?」
 もあ「うん、聞こえた、あたしたち、さくら学院が恋しすぎて、居もしない人の声が聞こえたのかも」
 すう「そーじゃなくて、二人のアストラル体だと思うな」
 もあ「アストラルタイって?」
 ゆい「日本語だと、えーと、おどろおどろしくなるから言わない」
 もあ「おしえてよー」
 すう「だからー、きゃー、やっぱ、ゆえない」

71-14日 10:58
「未来へ」

 もあとはなは、ウエアラブル筒井筒を使い、コウ博士の研究所へ向かっていた
 二人とも慣れた身のこなしで、スタッと砂浜に降り立った
 「うわ、暑っ、夏ね、どうしてTシャツ・短パンにしよおって言ったのか分かった」
 もあが呟く
 「あれがコウ博士の研究所だよ」、と、はなが船の様に海上に浮かんでいる建物を指  
 もっとも、形はUFOだが

 二人は建物へ向かう桟橋の淵に腰かけ、珊瑚礁の生き物達を眺めていた
 「あー熱帯魚」「うに、大っき」「ガンガゼだよ」「食べられる?」「たぶん、美味しいと思う」「あーウミヘビ」「タツノオトシゴ」「イセエビがいる」
 「あたしたちって、ほんとに、都会っ子ね」、もあが笑う
 「こういうの、ここのひとには普通だよね」、はなも頷く

「コウ博士えー、こんにちはー、遊びに来たよー」
 「おー、田口華、このあいだのChop合戦にけりをつけようではないか」
 「望むところだ―」
 「ジュードーChop」
 「逆水平Chop」
 「Chop、Chop」
 「Chop、Chop」
 だが、同じChop系の技なので、勝負がつかない
 「杖つきながらの格闘技は、疲れるわい」
 「コウ博士、ギャグに一所懸命すぎ」
 
 「コウ博士がはなちゃんの友達だと知って、どうしても叶えて欲しいお願いがあります」、もあは、まじめな表情で話し始めた
 「もあさんの願いなら何でも聞くよ」
 「ありがとうございます、じゃ、タイムマシーンください」
 「げっ、あれ高いし」
 「さーせん、つい思っていること言ってしまって、ほんとうは、使わせてください」
 「それはぜんぜん構わないけど、予約してもらえると助かる、過去へ向けてスタートする際に、約10000000Kw×40分くらいのエネルギーが要るのでフライホイールにためないといけないから」
 「よく分からないけど、もちろんそうします」
 「その前に、タイムマシーンのシュミレーターを自由に使っていいから、操作法を学びなさい、時間のさかのぼり方は、実は、いろいろあるのじゃ」
 「『じゃ』って、コウ博士、MSみたい」

もあが夢中になってシュミレーターを操作している間に、コウ博士とはなは、もあの異変について話していた
 「すみません、コウ博士、もあのわがまま聞いて貰って」
 「もあさんの望みなら、可能なこと全て助けたいし、気にしないで、ただ、もあさんにいつもの余裕が感じられないのが気がかり」
 「そうなんです、このところずっと、過去へ帰らなくてはって言っているんです」
 「健全じゃないなあ」
 「卒業式の翌日に、Logirlの楽屋に行こうって誘われて、少しおどろいて、もあをハグしてヒップ撫ぜ撫ぜしたけど、笑わなかった、泣きじゃくってくれたら、慰められたのに、それもなくて妙におちついていて」
 「みょうな例えだけど、神の御もとに召されたことに気が付かないままこの世を彷徨っている幽霊みたい」
 「そう、まさにそんな感じなんです」
 「シュミレーターは、もあさんのためにプログラムしてあって、この機械をどんなにうまく使っても、もあさんの希望がかなうことがないということが分かるようにしてあります、聡明なもあさんなら、未来へ進む他に道はないことをきっと理解してくれると思います」

 「はなちゃん帰ろ、なんだか眠くなってきた、コウ博士、イカリングごちそうさまでした、また来ます」、もあは元気になったようにみえる

 「1、2、3、だあーー、元気があれば、なんでもできる、またねー」
 コウ博士とはなの別れの挨拶だ

 研究所からかえってきて、元気になったもあと、その様子にほっとしたはなは、イカリングの謎について話していた
 「もあのために作ってくれたイカリング、美味しかったね」
 「うん、紋甲イカとアオリイカ、それぞれ歯応えと味のこくが違ってた」
 「今すごく不思議な事気がついたけど、紋甲イカとアオリイカのリング、くさりみたいに組み合わさっていたね」
 「うん、さき方式で衣剥がしてみたら、どちらも一つながりになってた」
 「魔術かしら」
 「うーむ、そーじゃないと思う」

-【小石蹴り部 第3章】-

-2015年3月-

721.722-29日 14:19
はなともあの、温泉地探検

 「はなちゃんて、温泉と銭湯間違っていない?週一で行くの無理っぽい気がするけど」
 「えっ、そうよね、温泉地って遠いから通うの大変かも、けど、これがあるから容易いよ、コウ博士から貰ったウエアラブル『筒井筒』、任意の二地点を4次元円筒でつなぐ機械だよ」
 「ふーん、ウォッチ型Ipodに似ている」
 「そう、それを改造したみたいよ、ツツイヅツゥ、オン」
 はながじゅ文を唱えると、地面から1mぐらいの高さに、筒井筒の入口が現れた
 20cmくらいの水晶球が浮いているようにみえる、もちろん本当にクリスタルが浮いているわけではなく、空間がひずんでいるためにそうみえるだけだ
 「この入口から4次元筒を通って、向う側の温泉まですぐだから、はなの後につづいてね」
 「はなってば、ツッコミ所あり過ぎなこと言っているし、とりあえず、サイズちいさすぎ、20cmじゃもあのバスト通過しません」
 「あっぜんぜんOKだよ、空間て弾力性あるの、ほら」
 はなが両手をクリスタル似の入口に入れて広げると、それはびよーんと50cmぐらいのおおきさになった
 「入口から飛び込んで、平泳ぎしていると、始めは抵抗あるけど、全行程10mの半ばを過ぎると、下り坂になってラストは、とぅるんとむこう側につくよ、砂浜だからプロレスの受け身をしてね、じゃ、ついて来て」
 はなは慣れた様子で、入口に手をかけ、広げて、地面を蹴って、すいっと飛び込んだ
 もあは展開早過ぎと思いつつも、はなを追いかけた

クリスタルに両手を入れて広げ、体を入れて見あげると、はなが逆光の中泳ぎ上るのがみえた
 初めはちっとも進まなかったが、後半は下り坂をすーっと進み、ほんとに、とぅるんとついた
 「ふが、砂食べた」、受け身はできなかった、「ここは何処?あたしは誰?」
 「ここは、指宿、あなたは、もあちゃん」
 「ノリツッコミ、ありがと」
 「ツツイヅツゥ、オフ」
 はなのじゅ文で、クリスタルは存在を薄め、消えた
 「ほんとうに温泉地なんだ、びっくり、とりま、露天風呂入ろ」
 「あたしたちアスリートには、温泉が一番だよね-、ノンアルコール日本酒もおいしいし」
 「そうそう、イカゲソもおいしいし」
 「ハイビスカス、たくさん咲いていたね」
 はなは、もあが摘んできた大輪のハイビスカスを手に取った
 「髪に飾ってあげる」
 もあは、ハイビスカスをはなの髪に刺し、自分の髪にも飾った
 「やばい、もあ似合いすぎ、タヒチ先住民の美少女みたい」
 「花言葉は勇気なんだよ、はなにぴったし」
 「えーとね、勇気には仲間が必要だよ、一人だけだとたんなる無鉄砲」
 「あの、疑問なんだけど、コウ博士とはなは友達なの?」
 「うん、プロレスの話してすっごく気が合った」
 「へー、プロレス話で盛り上がるって羨ましい」
 「そーじゃなくて、プロレスの本質についての意見は一致したけど、話は盛り上がらない、なぜなら、力道山とか、街頭テレビとか、言うことがわけわかめ」
 「あっ川柳が浮かんだ、指宿で 髪に飾るは イビスキュスの花、ハイビスカスは、フランス語だとイビスキュスって言うんだよ」
 「ぱちぱちぱち、もあらしいオヤジギャグ風川柳」
 「ありがと」
 「サウナ行ってテレビみる?」
 「うん、みお」

421-08日 15:33
十年前のお話

 コップ一杯の猫 

 「ねえねえ、パパ、ほら、あの枝のところ見て。ねこがひとついるよ。」 

 窓の外を見ていたまり菜ちゃんはパパの方をふり返りながら言いました。 

 「どれどれ、なにもいないじゃないか、まり菜。」 

 「あれえ、たしかに白くてかわいいねこがあそこにいたんだけどなぁ。」 

 庭の大きなあかしやの木の枝に登っていたその猫は、まり菜ちゃんがふり返った一 

瞬のあいだにふっと消えてしまったように思えました。 

 「ねえまり菜、ねこはひとつじゃあなくて一ぴきって数えるんだよ。わんちゃんは 

一とう、ミルクは一ぱいだろう。」 

 まり菜ちゃんはまだ物の数え方がよく分りません。 

 「ふーん、ねえパパ、そのぱいとかぴきってなあに。」 

 「ぱいっていうのはコップのこと、ミルクは連続量だからコップ一杯という単位が 

必要なんだよ。ぴきというのはしっぽのこと、猫には必らずしっぽが一つあるから 

ね。」 

 「れんぞくりょうって。」 

 「ふむ、たとえばね、家中にあるミルクを全部集めるとひとまとまりにつながって 

しまうだろう、だからびんやコップで区切らないと数えられないのさ。わかるか 

い。」 

 「そうかぁ。でもパパ、ねこはれんぞくりょうじゃあないよ。はじめから分れてい 

るのにどーしてしっぽで区切らなきゃいけないの。」 

 「なるほど、英語なんかはそういうふうに数えるんだよ、一ねこ、二ねこってね。 

しかしたとえば砂糖を数える場合のように、一つぶ一つぶの結晶は数えることはでき 

るけれど、人は感覚的に砂糖を連続量としてとらえ、そのように扱うのだし、そう 

だ、もしかしたら日本語の猫などいう言葉は一匹づつの猫という概念を表わすのでは 

なく、なにかもっと抽象的な猫全体に広がった概念を表わしているのだ、ふむふ 

む。」 

 パパは自分だけ納得しているようでした。 まり菜ちゃんは自分の部屋で絵本を広 

げました。おはしは一ぜん、お花は一りん、本は一さつ、りんごは一こ、数え方が書 

いてあります。ややっこしいなー、パパの言っていたええごっていう言葉の数え方の 

ほうがずっとふつうのように思えました。 

 「そうよ、だって大きいコップ一ぱいのミルクが小さいコップで二はいっていうこ 

とはあるけど、大きなねこ一ぴきが小さなしっぽで数えて二ひきっていうことはない 

んだもの。しっぽで区切らなくてもいつでもねこ一ぴきは一ぴきぶんでいるんだか 

ら。」 
  

 「ところがそれはそうでもないのさ。」 

 どこからか声がしました。 

 「ぼくなんか、そんな決まりきった生き方はしないよ。」 

 声は部屋のどこからも聞こえています。 

 「ねえ、あなたはだれなの。どこにいるの。」 

 まり菜ちゃんは声の主に尋ねました。 

 「ぼくはチェシャ猫だよ。ぼくはいつでも一匹ぶんでいるとはかぎらない。」 

 おどろいたことに本人はいないのに、にたにた笑いだけが漂って来ました。それか 

らチェシャ猫は姿を現わしました。ただし一度にあちこちに。 

 「まあ、おおぜいのねこたち。」 

 「おおぜいじゃない、ぜんぶぼくだよ。」 チェシャ猫は訂正します。 

 「なんだかおちつきのないねこね。だけど、にたにた笑いや話し声が本人とべつべ 

つのねこなんておどろきだわ。」 

 ベッドの上でのびをしたり机の上で毛づくろいをしているチェシャ猫を見ながら、 

まり菜ちゃんは言いました。あなたはおちつきがないってよくママに言われるけど、 

一度にいろんなことをする猫よりはましね。 そんなふうにも思いました。 

 「ぼくがどんな色をしているか、しっぽが何本あるか、とっても可愛い子猫かどう 

か、いったい何匹いるのかをたずねてもむだなことだよ、そんなことは決まっていな 

いのだから。それどころか、どこにいるのか何をしているのかという問いも無意味 

だ、ぼくは好きな存在のしかた好きなやり方で生きるのだから。たとえばガールフレ 

ンドに愛の告白をしている時においしそうなさんまの匂いがしてくれば、愛の言葉だ 

けをそこに残したままさっさと御馳走を食べにいってしまうのさ。」 
  

 「ところで君はさんまは好きかい。」 

 まり菜ちゃんの足もとでチェシャ猫がくわえた魚をさし出しました。どうやらなが 

い演説の音声をおいたままどこかに行っていたようなのでした。 

 「えんりょしておくわ。そうね、あなたのようにふわふわと生きているねこを数え 

るにはどこかで区切らないと数えられないわね。でも、それならどうして他のれんぞ 

くりょうのように、ねこも一ぱい二はいって数えないのかしら。」 

 「ぼくはとっても心が広いからね、人が一匹二匹と数えたいならそのように存在す 

るんだ。いいかい、そこの帽子で空間のどこでもいいからすくってみるんだ。ぼくは 

今、摂動論で8粒子状態として扱える状態にあるんだけど、君がぼくがどこにいるの 

かを観測する気になれば、その観測可能量の固有状態への射影成分の絶対値の2乗の 

確率でそこに観測されるのだ。」 

 まり菜ちゃんはうさぎさんのぬいぐるみの入れてあったシルクハットで、言われた 

とうり何もない空間をすくって見ました。ぽん、と手ごたえがあつて、帽子の中には 

可愛い白い子猫がいるのでした。まるで手品のようでした。にゃあにゃあとなくしっ 

ぽが一ぽんのふつうの猫でした。 

 そうかぁ、どんなものでもそれを見る人の見方のとうりに見えるのね。チェシャ猫 

はなんだかもっとむずかしそうに言っていたみたいでしたけど、これがまり菜ちやん 

の分かり方です、そしてもの事というものは、誰かに思われるとそのとうりになるの 

です。 

  

 こうして自分から名前を名乗った変った猫と、ふつうの女の子のまり菜ちゃんとの 

ふつうの生活が始まりました。ただ二つのことを除いて。ひとつは、まり菜ちゃんがど 

うして猫は一匹二匹って数えるのかをほかの誰よりもよく知っていることと、もうひ 

とつは、毎朝一回、一日自由な生き方をしてすっかりふわふわと広がってしまった 

チェシャ猫を、帽子ですくって/観測して/白い可愛い子猫にもどすことです。


-2015年2月-

228-25日 13:43
ゆい「こーして、ホットドッグを開いて」
 さき「そうそう、ウインナーをとって」
 ゆい「パンをぱくって食べます」
 さき「そーじゃなくて、先ずウインナー食べて、パンはデザートだよ」
 ゆい「こーして、カツサンドを開いて」
 さき「そうそう、カツをとって」
 ゆい「パンをぱくって食べます」
 さき「そーじゃなくて、カツがメインディッシュよ、パンはデザートだってば、ゆいちゃん」
 ゆい「こーして、いかめしを開いて」
 さき「そうそう、美味しいごはんを食べて、いかはあとで」
 ゆい「どしてよー、いかの方がメインだよ」
 さき「あっそーか、だけど、中から食べたいし」
 ゆい「外側からのほうがおいしいよ」
 さき「うん、それは確か」
 もあ「オラー、おまえたち、なんちゅーはしたない食べ方しとるんじゃ、料理を作った人に敬意をもって食べなさい、食べ物であそんじゃダメ、ぜったい」
 ゆい・さき「またまたあ、分解して食べると美味しいの知っているくせにい」
 もあ「しりません」
 ゆい・さき「いよっ、たてまえのもあちゃん、もし、どーしても分解して食べないといけないとしたら、内と外の、どっちがいい?」
 もあ「仮定の話ね、それじゃあ、やはし、内から」
 さき「わーい、なかま、仲間」、二人は、はぐ

 もあさんは常識人です、けっしてお行儀の悪い食べ方などしません、ほんの少し疑問は残りますが

 コウ博士は、カツサンドのカツを食べた後の、ソースの染み込んだパンが、とても好き

229.230-25日 16:01
>コウ博士の実績
 「未知の大陸」は、少なくとも数十個は発見していると思うけど、褒められたのは、「ユニタリ友愛数桁数世界記録317桁」の計算ぐらい、メーリングリストに投稿したら、世界中の数学者から、「Congratulations」のメールが来た、他のは全く知られていないのか、あまり反応がない
 世界記録なんて、たいしたことのはずなのに、そういう感覚がさほどないし、他の数学者たちには、これらの計算結果が未開の土地への道標ということが、よく理解できないのかなあと思う

 次の式の解、mを、「n倍完全数」といいます
 σ(m)=n*m
 これを、すこし一般化した式の解、mを、「半整数倍完全数」といいます
 σ(m)=n/2*m
 えーごだと、「Hemi Perfect Number」
 Wikiにも載っています

 http://en.wikipedia.org/wiki/Hemiperfect_number

 しかし、2006年以前には、この記述はなかった
 
「On Line Encyclopedia Of Integer Sequence」のこの数列をみてください

 https://oeis.org/A141643

 コウ博士が、Hemi Perfect Numberの計算が面白いよと、数学者たちに初めて提案した投稿です
 一番小さい、n=5の場合です
 その後、大勢の数学者が参戦し、n=15、の場合なども計算されています

 http://www.numericana.com/data/hpn15.htm

 計算した数学者の一人、Michel君は、友人ですが、こんな計算していたのは、知らなかった
 「有理数倍完全数」の計算アルゴリズムをよく知っていそうだったのは、こういう訳だったのか、と今知った

 不思議だなあ、と思うことは、n倍完全数が計算され始めてから、コウ博士がnをn/2にしたら面白い、と提案するまでの400年ほどのあいだ、誰もこの面白問題に気が付かなかったという事実、どして?
 気づいた数学者がいたとしても、難しそうだから計算しなかったのだろうか
 「♪なんかひらめいたら、おおいにやるべし」、三吉彩花、なのだから、とっとと計算しなさい、数学者たち


【小石蹴り部 第2章】

-2015年2月-

935-13日 15:58
ベビメタの3人は、メキシコ・コンサートに備えて、温泉合宿をしているのでした

 すう「やはし、温泉に限るわね、あたしたちアスリートにとっては、こうして桶にノンアルコール日本酒といかげそ入れて浮かべて・・・・」
 もあ「そうそうって、あたしたちアスリートかいっ」
 ゆい「似たようなものだけど、すうちゃん、ハイキックの練習大変そうね」
 すう「オリオン座がきれいだよ、ほら」
 夕飯後、指宿温泉の露天風呂に、3人並んで岩に頭をのせて夜空を見上げています
 もあ「やはし、温泉は露天よねえ」
 ゆい「そうそう、内湯なんかに入る人の気がしれないわ」
 すう「三ツ星の真ん中がすうで、両側が、ゆいともあよ」
 もあ「外側の四角が神バンド」
 ゆい「BOHさんは、リゲルかしら」
 すう「リゲル星のETって、いちおう民主主義のレティクル人と違って、同じグレイタイプでも、残虐なテロリストなのですって、大槻ケンジさんと大槻義彦博士の対談集で読んだよ」
 もあ「すうちゃんて、誰も知らないこと知っているね」
 ゆい「誰もが知っていることは知らないけど」
 すう「もお、何よお」
 もあ「あっ、あれ、アダムスキー型UFOが飛んでいる」
 ゆい「指宿で、アダムスキー型、UFOだ、川柳になっちゃった」
 すう「『イブ、スキ』と『アダム、スキ』って、恋人の会話だね」
 もあ「ゆい、すき」
 ゆい「もあ、すき」
 もあはゆいをはぐ
 すう「ゆいともあがはぐしていても、嫉妬しないよ」
 ゆい「すうちゃん、どして、冷静なの?」
 すう「ほら、ゆいをはぐしつつも、すうと手を握り合って、指相撲しているよ」
 ゆい「なんか、よくわからない」
 もあ「ふつーだよ」

 コウ博士の、「相対性内湯論」は、いつになったら正しい評価をされるのだろうか

868-09日 17:19
すう「べんけい読みに続いて、マイナーな言葉遊びの第二回開催しまーす」
 もあ「マイナーすぎて、おばさんだおさん以外無視してます」
 ゆい「やりがいのないことせずに、ゆいの笑顔でもたすってどお」
 すう「とてもよい提案ですが、すべてはさくら学院のためなので、言葉遊びします」
 もあ「マイナーな言葉遊びは、さくら学院をみんなに知ってもらう武器なのね」
 ゆい「任務なら仕方ないわ」
 すう「『一字違い』という遊びよ、長い文を一字違いか、多くとも二字ぐらいでダブルミーニングにするの」
 もあ「おやじギャグのおおげさなの」
 ゆい「こやじのもあ向きね、例文をひとつおしえて」
 すう「『今、いいとこだったのに』と「今、飯蛸とったのに』は、二字違いだよ」
 もあ「きゃはは、それおかしい、もあ飯蛸好き」
 ゆい「ゆいも、煮つけ美味しいよね」
 もあ「天文の部活もかねて、『銀河の焦点外のイメージは判然としない』と「銀座の商店街のイメージは判然としない』は、一字違い」
 ゆい「さくら学院のグッズの話、『さくら学院の、ゆい・もあの扇子がグッズ、なのを褒める』と『サクラが、クイーンのユーモアのセンスがグッド、なのを褒める』は、二字違いぐらい」
 すう「パーフェクトな『一字違い』をおみせするわ」
 ゆい・もあ「すうちゃん、ひさびさに顔が紅月だよ」
 すう「『小惑星が地球にぶつかる』と『小学生が恥丘にぶつかる』は、一字違い」

 そうそう、児童の頭の位置って、ほぼ女子の・・・

811-06日 16:15
もあ「何読んでるの?」
すう「週刊すうニュース」
もあ「すうちゃん、スーガクいつ好きになったの?」
すう「前からだよ、スーガクのほうはすうのこと嫌いみたい」
ゆい「それは分かる」
すう「もーなによお、数のクイズ載っているけど、考えてみよお」
もあ「まっかせなさーい」
すう「『2,0,1,5』と『+、*』を用いて、0から10までの数を作れ、というクイズだよ」
ゆい「易しそう、1*2*5*0=0だね」
もあ「えーとー、1*0+2*5=10かあ、ぜんぜん易しいよ」
すう「4は、不可能、9は、一番難しいと書いてある」
もあ「むむむ、こういうのはどう?、1+2+5+0!=9」
すう「階乗の記号『!』がはいっているから、アウト」
もあ「それは、単なる『びっくり記号』だから、セーフ、ゆい、どう思う?」
ゆい「えーっとねえ、えっとお、ゆい、びっくり」

   ※ 0!=1です、もあの答えは反則だけど正しい
   みなさんは、答えが分かりますか

750-04日 18:18
すう「オンコール、ヌゥソム、オンフランス!: あたしたち、再びフランスへ来たわ! 」
もあ「ウィ、アパリ!: パリだ! 」
ゆい「ションゼリゼ!: シャンゼリゼ! 」
すう「セ、ドゥジェムフゥオワ、ク、ヌゥソム、ブニュ、オンフランス、ドンク、ジュポンス、ク、ヌゥドゥヴォンパルレ、オンフランセ: フランスに来たの2回めだから、あたしたちフランス語で話すべきだと思うの 」
もあ「ダコール、ヌゥソム、プラクティセ、ボークー、ルフランセ、セテ、デュール: そうね、あたしたちフランス語すごく練習したし、とてもたいへんだったけど 」
ゆい「ジュムソン、ク、ヌゥザロンパルレ、オン、フランセ、トゥットゥレコンベルサシオン、エ、トゥーレザントゥルヴィユゥ: あたしたち、全ての会話とかインタビューをフランス語でするのよ 」
すう「エ、ビァン、アロンヌゥ、パルレ、ド、モンジェ、ケレ、ル、メイエールプラ、フランセーズ?: えーと、食べ物の話、しお、一番おいしいフランス料理は? 」
もあ「ル、プラ、ド、トゥールダルジャン?: 銀の塔のコース料理? 」
ゆい「セ、トロ、シェール、ジュヌセ、リアン、ド、プラ、フランセーズ: 高すぎ、フランス料理って知らないし 」・
もあ「オン、モンジェ、カエルサン?: カエルさん? 」
ゆい「コモン、ディトン、オン、フランセ、カエルサン?、プーテエトゥル、オン、ル、モンジュ: カエルさんてフランス語でなんて言うのだっけ?、たぶん、フランス人、カエル食べるよ 」
すう「ビアン、アロンヌゥ、ヴォワール、レディテール、ド、アン、ルヴュ: そろそろ、雑誌の編集者に会いに行きましょう 」
もあ「ホワッツ、アップ?: ほわっつ、あっぷ? 」
ゆい「セ、トングレ: それ、えーごだよ 」
もあ「テヘ: てへ 」

ベビメタの3人は、世界各国語をはなせます

755-04日 20:15
すう「ご存じのように、すうは本屋さんの店内を5時間ぐらい彷徨います」
ゆい「本屋さんをさまよう美少女って、なんか、こわい」
もあ「とゆーか、すうちゃん、さびしいの?、はぐしてあげる」
すう「じゃなくて、本が好きなの、さっきも、さまよっていて、『雪は天からの手紙』でゆうめいな中谷宇一郎さんの『立春の卵』という本にであってしまいました」
ゆい「料理本かしら」
すう「立春には春が立つぐらいだから、卵もよゆうで立つ、とゆーお話だよ」
もあ「さっき、ちらみしたけど、もっと科学っぽいこと書いてあったよ」
すう「とにかく、みんなで立ててみよお」
ゆい「そおーっと、しゅーちゅーして、あっ、立った」
もあ「おちついてー、ほーら、立ったどー」
すう「どお、卵のうえに卵立てたよ」
ゆい・もあ「すうちゃん、すごすぎ」

すうさんには、神降臨していました

714.715-01日 16:43

もあ「では、第149回OGアンド生徒会開催します」
ゆなの「本日の議題は、このところ問題山積になっている『プットニョス問題』等です」
ひなた「問題等ってよくわかりません」
ゆなの「だからぁ、そのほか「ラファティ問題』『ポーターコンスタント問題』『トレス問題』『ちくわぶ問題』『メロディックスピードメタル問題』等など、のことです、みんな、何のこったか分からないまま話しています」
ひなた「そーゆーことなら他にもいっぱいあります、例えば、アミューズの大人のひとが『おいおい』とか『もろもろよろしく』とか、よく分からない言葉だらけと言っても過言ではありません」
はな「あたしたちJCにとって、世の中わからない言葉多すぎるし、イツネとかファイブティーエッチとか、まーいいんじゃないの、わからないという現実をそのまま受け入れれば」
もあ「ドンッ、‥‥もあの机ドンで生徒たちは揃ってぴょんと10cmぐらい吉本の芸人さんみたいにはねた‥‥そんな安易な現実肯定の態度はいけません、あたしたちさくら学園の生徒は、何事にもポジティブ、前向き、一所懸命、愛をこめて取り組むのよ」
さき「だけどぉ、さき語彙が少なすぎて、会話していても分からない言葉ほとんど無視しているし、さき思うんだけど、おとなになるって、そーゆう分からないこと分かっているふりしていかに巧く流していけるかっていう技術を身に付けることなんじゃあないかと思うんだけど」
生徒全員が思っていることをゆなのが言います
ゆなの「そんな本質に関わることをずばっと言ってしまっては‥‥」
もあ「では、なんだかくたびれちゃったので、この問題は次回149と1/3回OGアンド生徒会までプットニョすことにします」
生徒全員「賛成、同意、ゴレライ、御意、あたし失敗しないから、ラッファティ!」
もあ「みなさま、次回までに、もろもろポーターズコンスタントしつつデシジョンをプログレにプットニョスしてください、ラッファティ!」
生徒全員「ラッファティ!!!!」

-2015年1月-

683.684-28日 18:28
すう「♪隠しきれない 移り香が いつしかあなたに 染みついた・・・・」
ゆい「すうちゃん、すごいオーラ、紅月歌うより感情こもっているわね、けど、どうして演歌歌っているの?」

 https://www.youtube.com/watch?v=T_PZP4A6Bmo

すう「この憂恥部みて、すうが『メギツネ』歌う際にお手本にした『津軽海峡冬景色』を唄っている石川さゆりさんがメタラーのマーティさんとコラボして演歌メタルを唄っていらっしゃるのだけど、ということは、もしかして、すうが演歌ぽいメタル歌ったのがお気に召さなくて、たんに可愛いとメタルの融合ならいいけど、演歌とメタルの融合なんて、私のしまをあらさないでよ、と思われているのじゃないかと思うの」
ゆい「なんか、推測が過ぎるけど、ありえないこともないわ」
すう「だから、あんたみたいな小娘にこの大人の唄がうたえるかしらと情感込めて力いっぱい唄われているのじゃないかしら」
ゆい「なんか、推測に推測を重ねすぎだけど、ないこともないと思うわ」
すう「ようするに、すうみたいな小娘に歌えるわけないと、なめきっていらっしゃるのじゃあないかしら」
ゆい「それはないと思う」
すう「すうは、『なめたらいかんぜよ』っていう性格だから、大人の歌を歌いこなして、いつかタイバンしよおと思うの」
ゆい「人の話聞いてないし、けど、演歌歌うって男まえでかっこいい」
すう「では、♪肩の向こうに 山が燃える・・・・」
もあ「待てい、そんな大人の唄、歌ってはダメ、ゼッタイ、八代亜紀ならいいけど」

 https://www.youtube.com/watch?v=uWbfqnVkSaQ

ゆい「どうして?あれ、もあの顔が紅月って、レアものね」
もあ「もあの場合、待賢門院堀河の『長からむ 心も知らず 黒髪の 乱れて今朝は ものをこそ思へ』も、しっかりえっちな歌とわかっているから、『天城越え』の歌詞が卑猥って知っているの、わかるでしょ、ゆい」
ゆい「えーっとね、えーっと、ゆい、わかんない」
もあ「このお、ぶりっこぷにっこ、略してぶりぷに」
すう「♪あなたと越えたい 天城越え・・・・」

603-23日 16:51
ゆい「オフの日は、ラファ・ティを飲みながら、らっふぁていを齧りつつ、ラファティを読むのが、ゆいのようなおされな美少女の過ごし方なの、『長い火曜の夜だった』を読もうかな、どれどれ、ぶはっ‥‥ラファ・ティを吹く‥‥、わはははははははは」
すう「そこの美少女、なんとゆーお下品な笑い方、おほほとお笑いなさいませ」
ゆい「だってこのドSF面白いんだもの、わはははははははは、ラファティってば」
すう「あたしの場合ドMFがすきなのだけど、あっMはミステリーのMね、たまにはドSFも読んでみようかな、どれどれ、わはははははははは」
もあ「そこの美少女二人、ドSFといえばサイエンスの内でも一番むずかしいドサイエンスとフィクションを融合させた難解な文学なのに、どしてそんなに笑っているのよ」
ゆい「読んでみればわかるよ、わはははははははは、ラファティってば、わはははははははは」
すう「ほんと、わはははははははは、火曜日が、わはははははははは」
もあ「へえほんとう?、どれどれ、わはははははははは、ラファティってば、わはははははははは」
3人は、約一時間笑い続けたために、腹筋のよい運動になって、咲希さんのようにシックスパックになったのでした

筒井の時間SF、「笑うな」へのオマージュです。

605-23日 18:41
ベビメタの3人は、来るべきメタルフェスに備えて温泉合宿をしているのでした

ゆい「はい、いかげそ、何読んでいるの?」
もあ「ありがと、『相対性内湯論』でゆうめいなコウ博士の書いた『全国温泉地ベスト内湯ガイド』だよ」
ゆい「面白そう、あたしたちもよく内湯論するわね、これからは内湯の時代よ」
もあ「そうそう、なんてったって温泉は内湯に限るわよね、露天風呂に入っていて雪が降ったりして、まつ毛にそれが降り積もったりして、顔だけ凍えて体が熱いなんて、ちっともここちよくないわ」

すう「1、2、3、だぁー、元気があればー・・・・、すうのおそろしさをー・・・・、金の雨をー・・・・」
ゆい「すうちゃんプロレス同好会入りたいみたい、台詞の練習続けているわね」
もあ「OGはだめなんだよって言ってあげたけど、いまいちさくら学院のシステムが分かっていないみたい」
すう「田口ぃ華ぁ」
ゆい「すうちゃんてば、華が降臨しているよ」
もあ「ねえ、すうちゃんも内湯好き?」
すう「うちゅ好きだよー、世界征服を果たしたあたしたちBABYMETALは、次にうちゅを征服するの、すうが唯一知っているオリオンの三つ星に行ってコンサートするのよ、そこは未開のフロンティア、すすめー、うちゅへー」

ゆい「すうちゃんほっといて内湯入ろ」
もあ「おけにノンアルコール日本酒といかげそ入れて浮かべよか」
ゆい「わーい、風流だね」
もあ「ぷにぷに」
ゆい「きゃっ、だめぇ、ぷにぷに返しぃ」
もあ「さっき、すうちゃん、内湯をうちゅってボケていたけど、あれ知っててかな」
ゆい「さー」

すうさんは芸人さんのセンスがあります

450-14日 19:02

もあ「何読んでいるの?」
すう「週刊すうニュース」
もあ「えっ、すうニュース、そんな雑誌が存在するなんて、自転車にだって乗れるし、パジャマのズボン履いたままスカート履かないし、ほとんどのことではすうには勝っているけど、歌のうまさとすうニュースだけは負けたわ、すうさまと呼ばせてもらうわ」
すう「なに言っているの、数ニュースってスーガクの専門誌だよ」
もあ「えっ、専門誌読むなんて、すうちゃん稀にあたま良さげになるわね」
すう「いつもだよ、コウ博士の書いた友愛数魔術の記事読むわね、えーと、マーチン・ガードナーの『数学魔法館』によると、中世ヨーロパでは、友人・恋人同士などが、友愛数の片方ずつの数字をものに書いて食べると、友情・愛情が深まると信じられていた、ですって」
もあ「へー、数魔術って好きだわ、私たちもやろお」
ゆい「はい、広島風お好み焼きセット持ってきたわ、すうちゃんがマイへらでお好み焼いて、そこにソースとかマヨネーズで数字書くの」
もあ「わーい、お好み、焼こ、焼こ」

220と284の数字を、誰と誰のお好みに書くか、少しもめましたが、3人は美味しいお好み焼きが食べられて、よかった、よかった、しかし‥‥
コウ博士は後悔していました
「数魔術の記述は、正確に書くべきだったかなあ」
実は、ガードナー氏の解説の原文は、こういう風でした
「中世ヨーロッパでは、恋人同士が、友愛数の片方ずつを食べると、性的な効果があると信じられていた」
コウ博士が穏やかな表現にしてしまったために、さくら学院の生徒やBMの3人が安易に魔術を試してしまい、おおぜいのひと達がゆりゆりとかさくさくなことになってしまい、てーへんなことになったのでした

338-09日 14:40 
もあ「何読んでいるの」
ゆい「週刊水のニュース」
もあ「えっ、水野って、そんな週刊誌が、さすが小石一つで世界中が大騒ぎするおんなね、背もぬかされたし、もう何もゆいには勝てない、ゆいさまと呼ばせてもらうわ」
ゆい「何言っているの、ミネラルウォーターの業界誌だよ」
もあ「なんだ、背だってピンヒール履いて踊ればおなじだし、負けないわ」
ゆい「今年に入ってミネラルウォーターの需要がうなぎ登り、あるロックスターが、水を飲んじゃだめと、発言したことが誤解され、世界中のファンがミネラルウォーターしか飲まなくなったことが原因と思われる、って書いてある」
もあ「それってもあのことじゃない?、あたしは水一杯で世界中が大騒ぎする女よ、わーははは」
ゆい「なんかビッグビジナスの予感がするわ、あたし達もベビメタブランドの水売ろうよ」
もあ「MOAってゆーブランド水売るわ」
ゆい「何の略?」
もあ「Mineralwater Of Aichi」
ゆい「愛知の源泉で採った鉱水?」
もあ「ううん、ただの水道水」
ゆい「それは詐欺じゃあ‥‥」
もあ「いーじゃない、東京都もやってるし」
ゆい「YUITANというブランドにするわ、TANは炭酸水よ」
ゆい・もあ「スウちゃんも水のブランド考えれば?」
すう「おーほっほ、みなさま行動が遅いわ、すうはすでに製品化しているわよ」
ゆい・もあ「わっ、早い、すず香山麓の炭酸水って、もうお店に並んでいるのね、すうちゃんビジネスセンスありすぎ」

「鈴鹿山麓の炭酸水」は実在します
SANGARIA社製
みんな、大人買いして、品薄にしてはいけんよ
コウ博士は1ケース買ったけど

223-03日 17:32
2015年を占いMath

 約数関数σ(n)を用いたσ占いだよ

 σ(2015)=σ(5×13×31)
        =6×14×32
        =6×28×4×4
 結果は、1st Perfect Number・2nd Perfect Number・Four・Four
 となります
 ご託宣は、こうなります
 さくら学院の活動はパーフェクト、BABYMETALの活動はパーフェクト、「4の歌」がヒットし、「アワアワフィーバー」がヒットするであろう 

211-02日 15:25
あけおめ ことよろ

おそいですが
よい年になりますように

すう「二人とも知らないと思うから、おしえてあげるけど、HEARTを続けて書いて区切りをかえて読むとEARTHになる、とゆーのは、弁慶読みまたはぎなた読みという言葉遊びなんだよ」
ゆい「へー、すうちゃんあたまよさげ、べんけいが、なぎなたをもって、なぎたおした、というのを、べんけいがな、ぎなたをもってな、ぎたおした、と読むからぎなた読みね」
すう「なんだ、知っているの」
もあ「あたしたちも作ってみよお」
ゆい「あの咲希が、魚を、さばいた、を、あのさ、きがさ、かなをさ、ばいた、ってどお」
もあ「大人気、絶品、グルメ、を、大人、気絶、品グルメ、というのどうかな」
ゆい「すうちゃんも作ったの、あれっ、顔が紅月だよ」
すう「あけおめ、ことよろ」
 

-2014年12月-

94-26日 12:18
ゆい「ベビメタのおされなサイン考えたわ」
もあ「どれどれ」
ゆい「YUIMETALのあとに、八芒星を描いて、そこに八角形を重ねて」
もあ「ゆうめいなベビメタ魔方陣ね」
ゆい「ゆいの場合、すらすらすいすいと描けるし」
もあ「もあも、すいすいすーだらだったと描けるけど」
ゆい「ベビメタには一人問題児が」
ゆい・もあ「そこのすう、ここへ来て魔方陣を描いてごらん」
すう「なによ、そのあまりに軽い言い方、あたしはベビメタのリーダーかもと言われることもまれにはある女よ」
もあ「ひかえめな言い方、リーダーよと言えば」
すう「そこまで言うのは、すうとしてもとまどいが、呼んだのはなんの用?」
ゆい「八芒星を描いてみて」
すう「おやすい御用よ、すいすいすーだらだった」
もあ「それは五芒星」
すう「あれっ、それじゃあ、すらすらすいすいすい」
ゆい「それは九芒星」
すう「すいらすーららすらすらすいすいすい」
もあ「それは七芒星、よくまあ八芒星だけ外せるわね」
すう「3日ぐらい練習させて、そうしたら描けると思うのすう普通のひとだし」
ゆい「それは愛子のギャグ、容易いでしょ、ほら点を8個打って」
すう「うぬぬ、ぐげ、どあっ、やっと描けたぜ、ふー」
もあ「星じゃあないわね、どーみてもオニヒトデ、もういいわ、すうの限界越えたことさせたもあが悪かったわ、ひしっ」、すうをはぐ
ベビメタのサインは、八・八・五芒星というアシンメトリックになりました
すうさんがご機嫌の日には、七・九芒星やオニヒトデも描いてくれます。

【小石蹴り部 第1章】

-2014年12月-

992-20日 15:46
ゆい「ベビメタのグッズ考えたけど、どうかしら」
もあ「どれどれ」
ゆい「トマトリョーシカ」
もあ「もあの言いそうなオヤジギャグだわ、愛子のまねしてるし」
ゆい「じゃあ、キュウリョーシカ」
もあ「ギャグが劣化してるし」
ゆい「オムリョーシカは?オムレツをあけるとなんとチキンライス」
もあ「ふつーのオムライス」
ゆい「ゆいの涙入りのど飴っちゅーのはどお」
もあ「友那乃のまねしてる、その案には欠点があるわ」
ゆい「なに?」
もあ「ゆいの涙を採るためには、ゆいを悲しい思いをさせないといけないけど、そんなことできない、ひしっ」、ゆいをハグ
ゆい「そ、そう 、じゃあ、もあの脇汗入りのど飴はどお」
もあ「おばか過ぎてどっと脇汗にじむわ」
ゆい「わー脇汗採集さいしゅう」
もあ「人のわきにスポイトあてるな、くすぐったい」
ゆい「じゃあ、すうの・・・・」
もあ「まって、すごいこと言おうとしてない?、涙、汗、の次はあれしかないわ、いうなら命かけていって」
ゆい「ゆい、いのちかけます、すうの・・・・」
もあ「すうの・・・・」
ゆい「すー」
もあ「すー」
ゆい「すーっとする薄荷入りのど飴」
もあ「どてっ、全世界2000万人のベビメタファンがクレイジーキャッツみたいにこけたわ」
ゆい「おちついてかんがえたら、こんなことにいのちかけなくても」
すう「ゆい・もあの入りたて温泉水2Lペットいり20万円、売ってこよおっと」
ゆい・もあ「まてい、すう、いつのまに」
 
意外とビジネスセンスのあるすうさんだった